前回のお話はこちらから↓
8月14日のブログ「猫捨て場:①緊急のお願い」

 

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7月23日に、パステル三毛の百音ちゃんが出産した5匹の子猫。
1匹は生まれてから1週間目に亡くなってしまいましたが、
4匹は百音ちゃんの、母乳だけをたっぷりと飲んで元気に育っていました。
子育ては母猫に任せるのがいちばんです。

もと飼い猫であっただろう百音ちゃんが4月末に遺棄されてから、
現場近くにお住まいで、毎日ずっとお世話をしているTさんが保護主となり、
そろそろ離乳の時期となる8月19日、4匹の子猫達を保護することになりました。

 

 

 

 

 

Tさんが用意した寝床。
藁を敷き爪、濡れないように工夫してあります。

 

 

 

 

 

 


青いビニールシートがかかっている資材置き場。

この一番下が百音ちゃんの居場所です。

 

 

 

 

 


資材を積んだ棚と地面の間の隙間に
百音ちゃん一家の寝床が見えます。
界隈をうろつくオス猫を追い払いながら、
百音ちゃんは3週間、この寝床の中で
子供達を頑張って育てていました。

 

 

 

 

 

 

 

一番右の茶色い頭の子が亡くなっていたそうです。
Tさんはこの子の火葬を手配して下さいました。

 

 

 

 

 

当日の予報は大雨。
夕方、現地に駆け付けると、既にTさんが百音ちゃんをキャリーに、
子猫達を箱に入れて待っていて下さいました。
百音ちゃん一家のことを気にかけて下さる方々は何名かいらっしゃいますが、
そのひとりUさんという方も、現場でTさんと一緒に、私の到着を待っていて下さいました。
持参したキャリーに箱入り子猫達を移し変え、一家揃ってまず病院です。
「私達、何も出来なくて・・・ありがとうございます。やっと安心できます。」
Uさんは、涙を拭き拭き、何度も何度も頭を下げておられました。
百音一家を車を載せるのとほぼ同時に、雨が激しくなってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目立たない場所にTさんが作った百音ちゃん一家の寝床。
初めてそこから明るいところに出て来て、興味津津の子猫達。

 

 


 

 

 

 

 

 

 

キャリーに移し替えると、きょろきょろと落ち着かない。
別キャリーに入れた百音ちゃんの鳴き声に反応しているようです。

 

 

 

病院に到着する頃には雨はどしゃぶり。
百音ちゃんと子供達が濡れないようにキャリーにタオルを被せ、
Tさんがびしょ濡れになりながら、車→病院内へと運びます。

子猫達はまだ小さ過ぎて、たいした医療行為は出来ませんので、
フロントラインスプレーだけをお願いしました。4匹全員が男の子です。
7月28日に、百音ちゃんが出産し既に授乳中であることを知らなかった私が、
現場にひとりでぽつんと座っていた百音ちゃんを抱っこでキャリーに入れ、
病院で避妊手術とワクチン接種を済ませていましたので、
この日の百音ちゃんは血液ウィルス検査のみです。

 

 

 

 

 

不安そうな百音ちゃん。

 

 

 

◆7月28日◆
百音ちゃん:避妊手術+3種混合ワクチン 9000円

◆8月18日◆
子猫用フードとミルク等 4671円

◆8月19日◆
百音ちゃん:血液ウィルス検査 3300円
子猫達:フロントラインスプレー 1000円

 

 

子猫達の預かりに手をあげて下さったのは、上村さんご一家IKさんご一家です。

上村さんご一家は、5月にNさんが保護した4匹のうち2匹、
ヒースとクリフを1ヶ月ちょっと預かって育てて下さいましたので、
2か月おいてまた子猫の預かりを直接お願いするのは躊躇われましたが、
ヒース達が去り、ご一家が「子猫ロス」になっていたそうで、
前回のブログを見て、すぐに連絡を下さいました。

IKさんには、「陸くん」を里親さま宅にお届けする際の車中で、
「こんな赤ちゃん達がいて・・・」と百音ちゃん一家の話題が出たのですが、
それ以来、ずっと気にかけていて下さっていました。
そして、「うちには陸達が使っていたケージがそのままだし、
子猫の面倒をみるのが大好きな「しおん」がいますから!」
と、快く預かりを申し出て下さいました。

 

 

 

病院を出て、子猫達のお届けに向かう前に、再び現場に寄り、
百音ちゃんだけを現場に戻しました。

 

 

 

 

 

元に戻すことしかできない・・・
力不足で本当にごめんなさい。

 

 

 

母猫の百音ちゃんはよく人に慣れたおとなしい子です。
未不妊のまま飼い主に置き去りにされました。
近所に住む野良猫ブリーダーの外猫に乗っかられて妊娠しました。
暗い蚊だらけの場所で出産し子育てをしてました。
その子育て中に避妊手術をされてしまいました。
赤ちゃん達に母乳を飲ませる為に術後すぐにまた外の寝床に戻されました。
術後も、赤ちゃん達の為のお乳は止まることなく、溢れ続けました。
そして、一生懸命に育てた子猫達は全員奪い取られ、
百音ちゃんはまた1ヶ月前と同じ、ひとりになりました。

 

世話をして下さってる方々の中には
百音ちゃんを室内に入れてあげることが出来る方がいないのです。

最近、現場に、自治会による注意が貼り出されたました。
「ここでネコにエサをやらないでください」。

 

百音ちゃんはこれからも外での生活が続きます。
人に甘えてついてくる子をあの場所に置きっぱなしというのは 非常に危ない。
子猫達のことが落ち着いたら、百音ちゃんの今後についても考えてあげなくてはならないでしょう。

 

 

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こんなブログ、読んでいるはずもないとは思いますが、
百音ちゃんをあの場所に置いていった飼い主さんに言いたい。

 

 

あなたもどこかにひとり置き去りにされてみてはいかがですか?
不安と恐怖と絶望を味わうことになるようなどこか・・・。
サハラ砂漠の真ん中、アマゾンの奥地、冬のエベレスト山頂付近、
なんてぜひおすすめしたい。

 

 

人生はプラスマイナスゼロです。
善業も悪業も必ず自分に返ってくるんですよ。