この界隈では有名な餌やり・重田さん(仮名)という80代後半のおばあさんがいます。重田さんに関してはご近所の方々の不平不満の噂が度々耳に入ってきます。

重田さんの敷地には、玄関、通路、庭…いたるところに野良猫用と鳩用の置き餌があります。私がこの重田さんと初めて関わりを持ったのは2014年秋。この重田さんの庭と、重田さん宅が面している交通量の多い道路の斜め向かい側にある資材倉庫に住む母猫のTNRを行い、子猫3匹を保護しました。重田邸野良猫問題は、市内に住む60代後半のベテラン猫ボランティア・三木さん(仮名)の管轄らしく、この時も三木さんとの共同作業となりました。三木さんはもう何年にもわたって、重田邸に次から次へと現れる新規の♀猫の避妊手術を行っています。費用は重田さん負担、足りない時は三木さんが負担してきたそうです。

重田さん宅裏には、重田さん所有の古いアパートがあり、4戸のうち2階の1戸にのみ入居者がいます。この入居者・海老沢さん(仮名)という50近く(に見えるが実はもっと若いかもしれない)のおっさんがまた問題人物であり、重田さんの長年の悩みの種となっています。

12月24日の昼頃、未来ちゃんの保護主Sさんと近所を歩いていましたら、自転車を押して近所のドラッグストアにキャットフードを買いに行く途中の重田さんに出くわしました。私は「おばあさん、あれからまた新しいメス猫は増えていないでしょうね?」と声をかけました。「大丈夫だよ」という返答を少しでも期待する方がバカです。予想通り、重田さんからは「それがさぁ・・・」と即答です。裏アパートの海老沢さんが新しい母猫&2匹の子猫に餌をやっているとのこと。

「あの母猫手術しなくちゃならないよ。増えちゃうから。子猫の方は捕まえてもって来たら預かって里親探しをしてあげるってM先生が言ってんの。」by重田のおばあさん。M先生というのは重田さんの飼い猫が長年お世話になっている地元の獣医さんです。

置き餌だけもらっている子猫は警戒心バリバリ。それをおばあさんと海老沢さんが玉網で捕まえようとしている・・・というわけです。タ・マ・ア・ミ? え、それ本気? いやいや、無理だ。

後で様子を見に伺うと約束してその場を去りましたが、正直、気分はもううんざりでした。重田邸野良猫問題は終わりが見えない場所、底なし沼です。重田さんが御存命で海老沢さんが裏に住み続ける限りは。

to be continued・・・