2015年4月6日に我が家の勝手口で遭遇した小柄なこむぎちゃん、
その後長らく所在不明でしたが、2016年9月22日、
TNR後のカプ君に連れられて再度我が家にやって来ました。
初めて出会った日から1年半年近く経っていました。

 

9月27日のブログ→こむぎちゃん:①再会

 

 

 

 

 

 

 

2015年4月:初めての遭遇  

 

 

 

 

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それから約1年半後、カプ君に連れられ、
こむぎちゃん再び。

 

 

 

 

こむぎちゃんはこの地域で唯一取りこぼしていた (と私が思っている)未不妊の♀です。
何としてもこの子を捕獲して避妊手術をしなければ、
これまでの努力が水の泡になりそうな予感がしました。
再登場した9月22日からこむぎちゃんにはご飯(値段高めの)をあげ、
2日には扉が閉まらないようにセットした捕獲器の中で
ご飯を食べてもらうトレーニングを開始しました。
雨が降ったりやんだり、気温もだいぶ下がってきて、
こむぎちゃんは駐車場に設置したハウスに入って休んでいます。
いい感じです。この敷地に留めておかなくては。

 

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こむぎちゃん用ダイニングルーム、
後に罠となりますが…。

 

 

 

 

 

ところが・・・・・こむぎちゃんが消えました。
頭の中でだいたいの捕獲計画を立てていたのですが、
27日からこむぎちゃんはバッタリ来なくなりました。
また長いこと行方不明になったらどうしよう、
トレーニングなんて言っていないで、
さっさと無理にでも捕まえてしまえばよかった…と後悔。
こむぎちゃんの来ない日が続きました。

 

町内会の回覧板が回る時期と重なりましたので、
「カプ君TNRの経緯と説明」「こむぎちゃん情報のお願い」を記した
「ねこ藩ニュース」を急きょ作り、回覧板に挟んで回しました。
運よく本年度の回覧版はうちからのスタートなんです。
猫問題に関してこのご近所が無反応なのは承知の上ですから、
こむぎちゃんについての情報が入って来なくても 全然ガッカリしません。
それはむしろ想定内。

 

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やっつけ仕事で作成した
ねこ藩ニュース

 

 

 

 

こむぎちゃんが再々登場したのは10月6日のことです。
姿が見えなくなってから10日目のことでした。
迷わず手早く捕獲器をセットし、私は家の中に戻りました。
書斎の窓からそうっと駐車場のこむぎちゃんと捕獲器を観察。
5分後、そろそろと捕獲器に入ったこむぎちゃんが、
奥にある銀のスプーン三つ星グルメに食いつこうとして
足を一歩前に出した瞬間に捕獲器の扉が閉まりました。
万事休すです。

 

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時々鳴いていましたが、
暴れることはありませんでした。

 

 

 

 

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翌朝の入院まで、ひと晩、
玄関で我慢してもらいます。

 

 

 

 

10月7日
避妊手術その他の処置をお願いする為に、
午前中にこむぎちゃんを江戸川区の病院に預け、
夜にまた迎えに行きました。

 

◆こむぎちゃん◆
サビっぽいムギワラ ♀
体重・年齢:3.7kg・生後1~2年の間
医療費明細(全てねこ藩負担):
避妊手術 5500円
ノミダ二駆除/フロントライン 1000円
検便+駆虫/プロフェンダー 1000円
ウィルス検査 3300円
3種混合ワクチン 2500円
耳そうじと爪切り 500円
合計:13800円

 

術後退院したその晩から廊下に設置したケージでこむぎちゃんを療養させています。
最初の晩、こむぎちゃんの体の下にモコモコの柔らかいソックスを敷きました。
こうすると、こむぎちゃんのにおいがソックスにつきます。
その後ソックスを引っ張り出し、その中に手を入れてこむぎちゃんを触ってみました。
自分のにおいがついていることを確認すると、こむぎちゃんは体を撫でさせてくれました。
そのまま頭の上や頬も撫でさせてくれましたので、ソックスから手を抜き、
素手で同じことをやってみたら、出たよ、ガブリ。
右手中指りゅーけつ。ま、大したことないや。

 

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可愛いお花のついた首輪を入院時に先生に預け、
麻酔から覚めないうちにこむぎちゃんに装着していただきました。
まだ、少しぼーっとしています。

 

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療養1日目です。
意外とおとなしく、ぽかぽかとまどろんでいます。

 

 

 

 

 

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まだだるさが残っているのでしょう。
この日はほとんど1日、うつらうつらして
過ごしていました。

 

 

 

2014年9月に避妊手術後のこまつを室内で12日程療養させました。
そこまで長くとは言わなくても、だいたい1週間は休んでいてもらおうと思っていました。
ところから我が家に到着した直後から、こむぎちゃんの行動が
家猫になれる可能性を次々と示し始めました。

ケージに近づいて顔を撫でる前から
こむぎちゃんからはゴロゴロ音が聞こえてきます。
さらに、背中を優しく撫でながらポンポンと軽くたたいていると、
こむぎちゃんは寝てしまうのです。
もしかしたらこの子は野良猫なんかではなくて、
出入り自由に飼われていた飼い猫ではないのだろうかという気がしてきました。
首輪やマイクロチップの装着などありませんし、避妊手術もまだでした。

 

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ゴロゴロ、うとうと…。     寝た。

 

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ケージの段目と2段目の間に作った
中階のベッドに移動して休憩。

 

 

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3階にもベッドがあることに
やっと気がついたようです。

 

 

 

 

10月初旬の回覧板に対する反応はゼロでしたので、
こむぎちゃんの存在を知らないか、こむぎちゃんなんていう猫に関心がないか…
のどちらかとしか考えるしかありません。
だからといってこむぎちゃんを野良猫と決めつけ、
勝手に保護し飼い主探しをすることが果たしていいことなのかどうか。

 

今日で保護から12日目です。予定通りそろそろリリースするか、
このまま保護して飼い主さんを探してあげた方がいいのか、強烈に悩んでいます。
どうしたらいいでしょうか? ご意見があればぜひお願いします。

 

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今まで世話をしてくれていた人がいるの?
やっぱりお外に戻りたいですか?
こむぎちゃん、どうしてほしいですか?

 

 

 

To be continued ………..