11 月29日から着手したK先生のご実家、ままのにわねこ屋敷ですが、
いまだ宙ぶらりんのままです。

 

 

12月29日のブログ「ままのにわねこ①:OK、やります」

12月29日のブログ「ままのにわねこ②:3匹+1匹+よれちゃん」

12月29日のブログ「ままのにわねこ③:残すは黒猫1匹」

 

黒猫は警戒心&猜疑心MAXで捕獲器に近寄りもしません。
K先生にでさえ一定距離を保ち用心していますので、触れもしません。
私が現場にいる時はほとんど出て来ませんが、
出てくると遠くの方でこちらを凝視しています。
この子を何とかしないと、近い将来これまでの苦労が水の泡になりそう…。
そうわかっていても、こちらにも日々の生活があり、
捕まえられない子の為に昼夜を問わず毎日現場に通い、
何時間も待つことが出来ないのです。

 

 

 

そんな中、1月12日に先生から電話がありました。
疥癬の状態がひどく毛がだいぶ抜け落ちてしまっているタヌキが
ご実家のにわねこ屋敷に現れたそうです。
そして、にわねこ屋敷に居着いている白いオス猫が
タヌキにやられたのかどうかわからないが、首に怪我をしているそうです。
それはタヌキを追い出すか何とかしないとな…咄嗟にそう考えましたが、
生き物に優しいK先生は、タヌキの疥癬を少しでも治してやりたい、
疥癬用の飲み薬をドッグフードに混ぜて与えたい、と言いました。


タヌキが仲間になりました!!

とほほ…。

 

先生からの依頼で、動物病院に行ったついでにとりあえず
疥癬に効く粉薬を買ってきました。

 

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崖下の住宅から見上げたK先生ご実家の裏庭。
なるほど、タヌキがいてもおかしくない。

 

 

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近隣の空き地から撮影。
納屋の裏にあたる場所。

 

 

 

以前、麻生さんと屋敷を訪れた際に、麻生さんは荒れた納屋を見て
「この場所、何とかなりませんかねえ」と言いました。
非常に埃っぽく、大きい物から小さい物まで全てが乱雑に置かれ、
段ボールの中に座布団やフリースを敷いて作った猫ベッドはかなり汚い。
この納屋の段ボールを寝床とする猫もいれば、
寒い日、雨の日などの非難場所として納屋にやってくる猫もいます。

麻生さんには協力をお願いして、この納屋の奥半分を片付け、
掃除して防寒対策をしてから、新たな猫ベッドを用意することにしました。
この提案にK先生は「必要経費はこっちが持つから、どうかお願いします」と
おっしゃいました。

 

 

 

◆1月14日(土)◆
K先生とご実家で落ち合い、打ち合わせをしました。
【出動時間:1時間  移動は自転車]

◆1月16日(月)◆
麻生さんと屋敷を訪問してどこをどうするかの計画を立て、
納屋裏の物置から使えそうな物を引っ張り出しておき、
行徳に猫ベッドに必要な発砲スチロールBOXを買いに行きました。
【出動時間:2時間 移動は麻生さんの車】

◆1月17日(火)◆
午前中に100均ショップで必需品の買い物を済ませ、
午後は納屋の片付け・掃除をしました。
風邪でダウンの麻子さんの手伝いはここまで。
【出動時間:午前1時間 午後3時間30分 移動距離:7㎞]

 

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    納屋内はごちゃごちゃです。          座布団やベッドを地面に直置き。

 

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     納屋の右奥にスペースを作る         入口付近もだいぶすっきりしました

 

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   古いタイヤのホイールが台の脚に利用       これで、入口から楽に入れます

 

 

◆1月18日(水)◆
私が出向けない時の為に自分が代わりに行くから現場を見ておきたいと
おっしゃって下さった菅野さんと一緒に屋敷を訪問。
【出勤時間:20分 移動距離:7㎞]

この後、ねこ藩HはインフルエンザA型と足底金膜炎を発症し、
動きたくても動けない1週間を過ごしました。

 

◆1月27日(金)◆
SD3にお住まいで地域猫の世話をしていらっしゃるKMさんから
手術後の療養にと寄贈していただいた古いケージ、また、
猫ハウスを並べる台としてSBさんから寄贈していただいた木材を
K先生のご実家納屋に運び入れました。
【出動時間:1時間 移動距離:7㎞]

 

◆2月1日(水)◆
屋敷に出かけ、納屋の奥を軽く掃除した後、ハウスを置く台を整えます。
その上に、家で入り口加工をしてきた猫ハウスを並べ、
以前K先生が自作した寝床もきれいに拭いて、再利用。
納屋内猫居住区が完成しました。
【出動時間:1時間30分 移動距離:7㎞]

 

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そんなに皆集まらないとは思いますが、
7頭が休める猫アパートが出来ました。
右手前の板は、療養ケージを設置するスペースです。

 

 

 
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3部屋はVIPルーム。
中には柔らかいクッションを敷き、
その上にフリース毛布です。

 

 

 

 

心配ごとがひとつ増えました。
1月中旬頃、よれちゃんの姿が庭から消えました。
よれちゃんは白血病ウィルスキャリアです。

12月、酷い風邪と口内炎で大量の涎を垂らし、弱っていたよれちゃん。
風邪の治療と抜歯をしたことで、すっかり元気になりました。
以前は門から納屋までよろよろと歩いてきて、
陽にあたりながらうずくまっていることが多かったのですが、
抗生剤入りご飯を食べ、電気湯たんぽ入りハウスに寝泊まりして、
徐々に精気が戻ってきました。
敷地内を走って移動するよれちゃんを見た時にはうれしかったのに。

突然体調を崩し、死が訪れることを悟ってどこかに籠ったのでしょうか。
それとも、健康をある程度回復し動けるようになったので、
自分のもといた場所に帰っていったのでしょうか。
よれちゃんに関わった皆が、後者であることを祈っています。

 

 

 

黒猫捕獲問題は依然として片付いていません。
これくらいの網をこんな風に加工してこんな具合に仕掛けて…
とK先生はアイディアをいくつかお持ちですが、
あいにく、材料を揃え、仕掛けを作り、捕獲にトライする時間が
先生を含め、ねこ藩にも無いのです。

現在、並行して6件の様々な猫関係作業にねこ藩は取りかかっていますが、
ままのにわねこ屋敷はその1件。
自由になる時間は非常に限られていますから、
どん詰まり状態の屋敷の件はどうしても先延ばし・後回しになります。
そう言っている間に、黒猫は妊娠・出産してしまうのかもしれません。
捕まえられない猫の捕獲方法を考えては焦る日々です。

 

◆年が明けてからのお手伝い◆

日数:6日
出動時間:10時間20分
車での移動距離:ねこ藩28㎞ 麻生さん30㎞