2月17日のブログ「ハルコさんの庭:①スマくん」
2月20日のブログ「ハルコさんの庭:②シマちゃん」

 

 

 

ハルコさんの庭に出没する2匹の若い♀猫の1匹・シマちゃんを捕獲したのが 2月13日。
シマちゃんのリリース後、ハルコさんは残った1匹モンちゃんの捕獲を試みました。
仕掛けた捕獲器の中のご飯を、他の猫達が食い逃げしてしまったり、
当のモンちゃんは来たり来なかったりで、 こちらの思惑通りにはいかないものです。

 

シマちゃんリリースから3週間以上経過した3月11日・土曜日は、
翌日に控えたフリマの準備でバタバタしている時でした。
「モンちゃんを捕獲しました」と、朝、ハルコさんからLINEで連絡が来ました。

お世話になっている獣医の先生が、「土日の手術猫の持ち込みはやめて」と
いつもおっしゃっていることは、ハルコさんに伝えてあったのですが、
何とかモンちゃんを捕まえなくては!と頑張っているうちに
そのことをすっかり忘れてしまったそうです。

でもまあ、これでとりあえずハルコさんの庭でのTNRは最後です。
先生がOKして下さいましたので、午前中、 モンちゃんを病院に預けてきました。
開腹した際、既に孕んでいることがわかり、避妊&堕胎手術となりました。
夕方、配達されてくる荷物の為に私が家を空けられませんでしたので、
麻生さんが週末の道路渋滞の中、モンちゃんを病院に迎えに行き、
その足でハルコさん宅まで届けて下さいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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◆3月11日◆
モンちゃん・サビ三毛♀
体重3.8㎏
年齢:だいたい1才
医療費:13000円
(避妊/堕胎手術・三種混合ワクチン・ノミダ二除虫・回虫条虫駆虫

 

 

ハルコさんの庭にある物置内に設置したケージに、
モンちゃんをキャリーごと入れましたが、
入れた直後からものすごい暴れっぷりで、
ケージ内はめちゃくちゃになりました。
ケージの扉を工夫して少しづつ開けながら、脱走には十分注意し、
リリースまでの4日間、何とかご飯とお水をやってみますと、
言って下さったハルコさんでしたが、
翌日曜日の朝、ご飯をあげようと開けたケージの扉から、
モンちゃんは脱走してしまいました。
その日、ハルコさんは1日バス旅行に行く予定があった為、
逃げたモンちゃんの探索はできませんでした。

堕胎をしたことを考えると、せめて4-5日はしっかりと
ケージでおとなしく過ごし傷を癒してもらいたかった。
しかも、モンちゃんはワクチンも接種していますから、
体調は全然よくないはずです。

どこでどうしているのか…。

しかし、猫だってバカではありません。
体調が悪い時は、どこかに身を潜め体をいたわっているはず。
ただ、その場所には、ケージ内に用意してあった、
温かい敷き物ややわらかいベッドがないのです。

 

 

モンちゃんの脱走を知った麻生さんがハルコさんに送ったメッセージです。

 

モンちゃんが今どんなに痛くて怖い思いをしているか
肝に命じて下さい。
人間は紙でほんの少し手を切っただけでも、
とても痛くて絆創膏を貼ります。
あの小さな体で大きくお腹を切っているのに…。
どうか、その痛みを想像してください。
人間は知恵のある動物のはずです。
暴れる猫は私達人間でも怖い。
でもその何倍も猫は怖いと思っているんです。
今後、どうしたら逃がさないで済むのか方法を考え、
ニ度とこのようなことが起こらないように慎重にお願いします。

 

厳しい表現ですが、もっともなことです。
ハルコさんも、「可哀想なことをしてしまった」と、
モンちゃんを逃がしてしまったことをとっても後悔していました。

それから4日後、モンちゃんがハルコさんの庭に戻ってきました。
これまでと同様、今もご飯を食べに来ているそうです。

 

これでハルコさんの庭猫TNRのお手伝いはとりあえず完了しました。
2015年夏に、成猫♂1匹と成猫♀1匹のTNR、子猫4匹の保護。
そして、今回、成猫♂1匹と成猫♀2匹のTNR。
今後、新しい猫が現れ、TNRしなくてはならないような事態を避ける為には、
ご飯のやり方を見直さなくてはなりません。

外に餌を置きっぱなしにすること、これはダメです。
外で生きる猫達の中には、食べることに苦労している猫達がたくさんいます。
そういった子達がやって来てご飯が食べられるようにと、
置き餌をすることは、優しい気持ちから来る人道的な行為。
しかし、手術代を支払えない、あるいは、支払う気のない人間が、
集まってくる猫達の手術をせずにご飯を与え続ければどうなるか…。
その答えが想像できない人間は恐らくいないでしょう。

 

自宅の庭で、未手術の野良猫にご飯をあげ続けることが、

①猫にとって、
②ご自身にとって、
③ご近所の方々にとって、
④その地域全体にとって
⑤ボランティアの人間達にとって

いい結果をもたらす行為であるのかどうか。

多くの場合、①にのみ考えが及び、③④への配慮は非常に軽んじられています。
問題となったら⑤に任せればいいという安易な考え方もあちこちで見られます。

 

 

「手術代を、そんなにポンポンと気前よく支払える人いるの?
普通そんなにいないでしょう?」
とはハルコさんの言葉で、それは私も本当にそうだと思いますが、
気前よくといかなくても、自腹を切って何頭もTNRをしている方はいますし、
そういう方は徐々に増えてきているように感じます。

 

 

野良猫の不妊手術を臨機応変に快く受けて下さる獣医さんが増えること。
1頭あたりせめて10000万円以下で手術をして下さる獣医さんが増えること。
TNRの意味と効果を地域単位で考え、自治会と住民が野良猫問題に向き合うこと。
助成金申請のハードルを下げる、不妊手術の徹底等、行政がもっとアピールすること。

現状を変えていくには、こういったことが必要になってくるのではないでしょうか。

 

 

 

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今回のまとめです↓

◎期間:1月8日~3月17日
スマくん医療費:9000円(去勢手術と三種混合ワクチン)
~依頼主負担6500円・ねこ藩ワクチン代負担2500円

シマちゃん医療費:9000円(避妊手術と三種混合ワクチン)
~ねこ藩全額負担9000円

モンちゃん医療費:13000円 (避妊/堕胎手術・三種混合ワクチン・ノミダ二除虫・回虫条虫駆虫)
~ねこ藩全額負担13000円

 

1/07:捕獲器と備品お届け  1.2km 30分 自動車
1/09:現地で打ちあわせ 1.2km 20分 自転車
1/30:現地にハウスをお届け 1.2km 20分 自動車
2/02・スマくん捕獲(立ち会いなし)
2/03:スマくん去勢手術 病院往復1回27㎞ 130分 自動車
2/04:スマくんリリース(立ち会いなし)
2/06:金属ケージ回収 1.2km 20分 自転車
2/12:シマちゃん捕獲(立ち合いなし)
2/13:シマちゃん避妊手術 病院往復2回54㎞ 160分 自動車
2/19:シマちゃんリリース 1.2km 20分 自転車
3/11:モンちゃん捕獲&堕胎手術 病院往復2回:55㎞ 200分 自動車
3/12:モンちゃん脱走(立ち合いなし)

 

出動日と回数:8日10回
出動時間:10時間00分
自動車での走行距離:138.4㎞(うち麻生さん28㎞)
ガソリン代・16㍑=2160円

今回のねこ藩のお手伝いは備品の貸出しと、
スマくんの去勢手術費用6500円を除く医療全額負担。
お手伝いに費やした時間とガソリン代は
ねこ藩H、そして麻生さんのボランティア活動となります。