8月から開始した「子猫ストリート」での活動につきましては、
江川さんがご自身のブログで経緯と状況を随時報告していますので、
ぜひご覧になってみてください。
pekokuru2016のブログ

 

前回までのお話はこちら ↓ ↓ ↓

8月4日のブログ
子猫ストリート:①子猫が叩き殺されている場所

8月18日のブログ
子猫ストリート:②TNRと子猫の保護開始

 

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「松戸の江川さんが、高齢者ばかりが住むある住宅街の一角で、

メス10頭(推定)のTNRと子猫4匹の保護を目標にしています。」

 

ねこ藩ブログで、江川さんのプロジェクトを紹介する時に書いた文章ですが、
手術済みの猫、保護猫の数は当初の予定をはるかに超えています。

 

 

江川さんがTNRと保護を進めてきた、野良猫だらけの子猫ストリート。
8月7日のスタートから週に1~2度、現場に足を運んだ回数はもう何十回を超えているでしょう。
運搬担当・Aさんの助けを借りながら、なかなか終わりが見えてこないこのプロジェクトを
なんとかやり遂げようと、三叉経痛の痛みに耐えながら頑張っていらっしゃいます。

現在までに、不妊手術した猫の数は20匹。
保護した猫の数は大人猫1匹を含む12匹。
そのうち卒業した猫は6匹。
他のボランティアさんが全権引き受けて下さった子猫が1匹
保護後亡くなった子猫が1匹。

江川さんは現場住人に頼み混まれ、ついでにこの子もと、
その方の具合の良くない外猫の治療まで引き受けていました。
(その猫の医療費は江川さんが個人で負担したそうです。)

 

 

私の最も忙しい曜日が、江川さんの活動日にあたってしまう確率が高く、
現地でお手伝いが出来たのは8月7日の朝~午後2時頃までだけです。
それ以降は、早めに帰宅した晩や、車で出かける用事のついでに
何度か江川さん宅にお邪魔して保護猫の様子を見させていただき、
里親募集のお手伝いをしたり、TNRの進行具合について話を伺ったり・・・
そんな微力なお手伝いで、ほとんど猫の手にもなっていません。

少しでも多くの松戸市民の方の目に留まればと、
ブログやInstagramにもメッセージを載せましたが、
残念ながら、猫ボランティアの方からのお問い合わせは
今のところないようです。

 

 

さて、ねこ藩が唯一現地でお手伝いが出来た8月7日に捕獲した数匹のうち、
千幸ちゃん、花りん、ハルタは、江川さん宅の保護猫となりました。
いい子達ですから、何とかいいご縁に繋げてあげたい…。

 

 

 

 

 

 

 

おっとりと落ち着いて、他の猫に優しい千幸ちゃん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あどけない顔をして天真爛漫に遊ぶ花りんちゃん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花りんちゃんと仲良く遊び、千幸ちゃんにも甘えるハルタ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3匹は本当の親子のようでした。

 

 

 

 

 

 

3匹の保護から4週間、こんな電話をいただきました。
「ねこ藩さんに、現在保護されている子猫はいますか?
出来ればきょうだいで2匹一緒に貰い受けたいのですが。」
YTさんという女性の方でした。

 

ねこ藩の「子猫の預かり募集」というミニポスターを、
何ヶ所かに貼っていただいているのですが、
そのうちの1ヶ所、お世話になっている病院で
そのポスターをご覧になって 電話を下さったのです。

 

 

 

 

 

 

 

こういうポスターです。
過去に卒業した子猫達の画像を
載せています。

 

 

 

 

 

 

ちょうどその頃、百音ちゃんの一家の里親探しの最中でしたので、
「ありがとうございます!はい、子猫なら何匹かいますよ。」
と喜んで答えた私の頭の中にあったのは、花りんとハルタです。

 

物事の流れってあるんだな~と思いました。
YTさんに花りんとハルタを紹介すると、
すぐに、可愛い!と気に入って下さり、
すぐに、江川さん宅の2匹に会いに行って下さり、
すぐに、お申し込みして下さいました。

 

 

その間にも、江川さんのTNR、保護は当然、続いています。
子猫ストリートにはまだまだ未不妊の猫達と子猫達がいるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上の画像は、保護を念頭において観察し、撮影した子達です。
茶トラの希生(きお)と、白茶の茶夢(ちゃむ)。
まずは花りんとハルタを送り出してから・・・と江川さんはおっしゃっていました。

 

ところがこの画像を撮影した数日後に再び見た時には、
茶トラ子猫・希生の猫風邪らしい症状がだいぶ悪化。
江川さんは、迷わずすぐに希生を保護しました。

 

 

 

 

 

目が潰れかけています。

 

 

 

 

 

体はガリガリで、栄養状態が悪いのは一目瞭然。
病院では強制給餌をしていただいたそう。
幸い、目はすぐに元通りになりました。
おとなしく、少し怖がりな男の子です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

希生保護の翌週、松戸の江川さんと一緒に、
我が家から車で15分とかからないYTさんのお宅に2匹を届けてきました。

 

 

 

 

 

 

 

ご用意下さった立派なケージ。

 

 

 

 

 

 

 

隠れ家の段ボールに2匹は籠城。
やはり、積極的な花りんが前。
ハルタは女子を盾にする。

 

 

 

 

YTさんは猫の飼育経験がおありですし、
わいわいがやがや、 人の集まるお住まいですから、
2匹もきっとすぐに慣れて皆さんに可愛がってもらえるでしょう。

 

 

 

 

 

忙しい江川さんに代わって、
子供ふたりの面倒をみてくれた
千幸ちゃんに感謝。

お届けの晩、千幸ちゃんは
2匹を探して鳴いていたそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

お届けから数日後に、
里親さまから送られきた画像です。
花りんとハルタはずっと一緒。

 

 

 

 

2匹を送り出したその日は、ほっとする間もなく、
新しい子猫2匹が江川さん宅にやって来ました。

 

茶夢を保護。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、ののこ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他の子猫達とは違い、ののこはふっくら、ころんとした体型。
体もきれいで、全く人を怖がりません。
それもそのはず、ののこは家の中にいたからです。
子猫ストリートに住む高齢の女性が、
飼い猫にするつもりでののこを保護し
室内で生活させていたからです。
その女性はののこを可愛がっていました。

 

「今でなく、先のことを考えてみて下さい」
そう話した江川さんに後日、高齢女性から電話がありました。
「よく考えました。この子をお願いできますか?」

 

自分よりののこの方が長く生きる可能性が高い。
考え直したその女性は、江川さんにののこを委ねました。

 

 

 

 

元気ハツラツ。
目一杯遊んで寝て。
愛くるしいののこ。

 

 

 

 

こちらでも保護猫タムくんの診察と、
Ikさんの飼い猫ビビのワクチンがありましたので、
ついでにののこを数日預かって病院に連れて行き、
必要な医療行為をお願いすることにしました。

 

なかなかお手伝い出来ないでいたねこ藩ですから、
ののこの医療費に関してはこちらで全額負担させていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ののこはひと晩を我が家で過ごしました。
飼い猫こまつが、珍しく子猫に興味を持って観察しています。
ののこはこまつがいようがいまいが関係ないようです。

 

 

 

 

 

 

 

翌日の晩はIKさん宅にお泊まりでした。
保護猫ロールとも、Ikさんの飼い猫しおんとも
全く問題なく仲良くなるののこ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

IKさん宅。
緊張とか警戒とかいうものを
知らないのかね、ののこは。

 

 

 

 

 

かよちゃんも卒業し、百音ちゃん一家もお届け終了。
このまま、こちらでののこを預かっても良かったのですが、
後からやって来た保護子猫に圧倒されてしまったのか
引きこもりがちになってしまった希生の為にも、
一緒に遊ぶことに慣れているののこが、
少しでも希生のそばにいた方がいいのではないかと、
江川さんは考えていましたし、
保護直後から、ののこにはお見合い希望者さまがいらしたので、
いったん江川さん宅にののこを戻しました。

 

 

隣市から、婚約者の男性と一緒にお見合いにいらして下さったのはKTさん。
お二人とも誠実で信頼できるお人柄の、明るい方達です。
共働きという状況ですので、2匹でと、江川さんが勧めたところ、
膝に乗っておとなしくしている希生を婚約者さまが気に入って下さり、
バタバタののこと、ビクビク希生は、2匹一緒のご縁となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

To be continued・・・・