今回、重田邸&ねこ藩H邸で捕獲した計6匹の猫は
3か所の病院にお世話になりました。
そこで、各病院の請求明細を比べてみたいと思います。

まず、重田のおばあさんに依頼された
母猫避妊手術と子猫2匹の医療行為にかかった費用、
これはベテランボランティアの三木さんが
重田さんから50000円をもらって 丸ごと引き受けていますので、
費用の面ではねこ藩は無関係となります。

残る5匹は以下の通り。

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①パステル三毛♀:重田邸

市川市I病院 計12700+税=13716円
【避妊手術+入院費10000円・前日入院費(預かり)1000円・抗生剤注射1000円・ノミダニ駆除薬700円】

②濃い三毛♀:重田邸

市川市K病院 計19160円+税=20693円
【避妊手術15300円・預託費(術後入院)960円・抗生剤注射2400円・ノミダニ駆除薬500円】

③三毛♀:H邸

江戸川区E病院 税込計6500円
【避妊手術5500円・ノミダニ駆除薬1000円】
市川市I病院 計3000円+税=3240円
【入院費(2日)2000円・冷暖房費1000円】
2病院合計9740円

④白キジ♂:重田邸

江戸川区E病院 税込計6500円
【避妊手術5500円・ノミダニ駆除薬1000円】

⑤白黒♂:H邸

江戸川区E病院 税込計6500円
【避妊手術5500円・ノミダニ駆除薬1000円】

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③の三毛♀はE病院での術後、入院設備がないE病院からI病院に移動しましたので
2か所で費用が発生しています。
術後数日の預かりをして下さるボランティアさんがいたとしたら、
I病院に入院させる費用もなくなりますから、
かかる費用はE病院の6500円のみになります。

そのパターンでいけばE病院に3匹の♀の手術をお願いすると19500円。
②のK病院/♀1匹より安くて済みます。
E病院で手術→預かりさん宅に移動…の流れができれば、
もっと多くの野良猫の不妊手術が可能になります。

確かにK病院に手術をお願いすると高くつきます。
ただ、年末の非常に慌ただしい時期、
しかも予約もしていないのに引き受けて下さったのですから、
それはそれで有難いことなのです。
まあ、ベテラン三木さんの顔が利く、ということもあります。

不幸な命を増やさない為にはまず♀の避妊手術優先なのですが、
♂が捕獲器に入ってしまった場合、これをリリースせずに去勢手術します。
♂だって次の世代を生み出す原因の1/2なわけですから。
また、喧嘩の鳴き声が煩い、マーキング臭がきつい等の苦情がある場合、
これはほぼ♂の仕業ですが、去勢することによりこの状態はかなり改善されます。

「術後の猫を預かる」ことについて。
少しでも手術の傷を癒してもらう為に、猫に療養の場を与えるということです。
室内に設置したケージ内にトイレとベッド(バスタオルで大丈夫)を入れ、
リリースするまでの数日間、その中でひたすら休んでもらうのです。
人慣れしていない猫はだいたいその中でじっと蹲っています。
人間は食事、トイレ掃除等、最低限の世話をするだけ。
里親探しをすることが目的で保護&不妊手術をしたのではない限り、
人に慣らす必要はありません。
むしろあまり構わずにそっとしておいてあげることです。

140919-06
術後、ケージ内で療養中の♀
2014年9月 こまつ

(まだ暑さが残る時期、ひんやりとした床がいいらしくて
敷いたタオルを蹴散らしていました)

 

 

 

「飼い主のいない猫の不妊手術」がねこ藩の大きなテーマです。
出来るだけ多くの野良猫達に不妊手術を施す為に、
1頭当たりにかかる医療費上限を10000円程度としたい。
「この病院もやってくれるよ~」「柔軟に対応してくれるよ~」等、
野良猫に優しい病院(意味はわかりますね?)について 何か情報をお持ちでしたら、
教えていただけると助かります。よろしくお願いします。