内田百閒 「ノラや」20代の頃に読んだことがありますが、内容が流れてしまって記憶が曖昧になっていましたので、最近、あらためて読み直しました。気難しい老齢の作家が、庭に現れた子猫を飼うようになります。馴染みの鮨屋が持ってくる握りに入っている卵焼きや、魚屋から新鮮な鯵を毎日取り寄せて、子猫「ノラ」に与える。大きくなった「ノラ」がある日出かけたきり帰らなくなります。何千枚というチラシを刷って新聞社に届け、似た猫がいるという連絡があれば、書生、弟子、婦人がすぐに確認に出かける。食事の度に思い出しては泣き、便所に入っては泣き、我を見失う程悲嘆に暮れながら、その辛さを日記のような形で記していきます。猫飼いであれば、作家の悲しみややりきれない気持ちに共感するはず。私も読んでいてぐっとくるものがありました。2枚目の画像は内田百閒ではなく、作家の室尾犀星と飼い猫のジーノ。#野良猫 #飼い主のいない猫 #不妊手術 #tnr #保護活動 #市川市 #ねこ藩 #猫ボランティア #猫のいる暮らし #保護猫 #地域猫 #成猫 #里親募集中の猫 #にゃんすたぐらむ #内田百閒 #ノラや #室生犀星 #火鉢猫

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