増えていた。:①カミオ。

2月6日,2026 | TNR活動, サポート, 日々活動

2020年の7月、我が家に健康飲料の配達に来て下さっているNさんが言いました。
「隣の〇丁目のお客さん宅、だいたいいつも何匹かの猫がいるんですが、
最近、増えてきているみたいです。知っていますか?」

 

 

 

あらあらあら。それは大変。
いったい、どこのお宅!?

 

 

 

場所を尋ねると、よく存じ上げているKさん宅でした。
Kさん宅は、直線距離ではそう離れていない隣の通りになるのですが、
我が家からKさん宅に行くには、北にまっすぐ、左折してまっすぐ、
また左折してまっすぐ・・・とちょっと面倒。
徒歩にしても車にしても、ほとんど通る必要のない場所です。

 

数年前に駅前フリマに参加した際、
ねこ藩ブースに立ち寄って下さったことがきっかけでKさんと知り合いになりました。
猫飼いのお宅で、庭というには本当に狭い、階段下のスペースですが、
そこで3匹の猫にご飯をあげていました。

 

 

 

当時、Kさんがご飯をあげていた猫は3匹いました。
薄いキジトラのサバちゃん。
パステル三毛のうすこ。
濃い三毛猫のミーコ。

 

 

 

 

 

 

サバちゃんには耳カットはありませんでしたが、
もう長い間Kさん宅でご飯を食べている高齢猫で、
妊娠も出産も一度も見たことがないそうです。
ずっと昔に手術されたか、年齢的に妊娠能力がなくなったかでしょう。

うすこはどなたが手術をして下さったのかわかりませんが、
耳カットがありました。

ミーコは私が2018年にTNRした猫です。

Nさんの話に戻すと、このメス3匹で落ち着いていたはずのKさん宅で
猫が増えているというのです。

 

 

 

 

 

 

久しぶりにKさんを訪ね、詳しく話を伺いました。

 

「もう何か月も前から、複数の若い白黒猫達が
うちでご飯を食べるようになった」

 

うーん。
健康飲料配達のNさんからではなく、
もっと早い時期にKさんから直接相談を受けたかったな。

 

まあでも、どこから来たのか、なぜここに来たのか、
いつからここでご飯を食べているのかは今の時点であまり重要ではありません。
見るからに若い白黒猫達には耳カットが入っていないそうですから、
まずそこを何とかしなくては。

 

 

 

Kさんに確認し、観察したところ、白黒猫は4匹でした。
Kさん撮影のピンポケ画像を見つつ、何度か足を運んで猫を観察してみました。
みな似たような白黒猫ですが、よく見ると、少しづつ柄の出方が違っていて、
見分けることはそんなに難しくなさそうです。

 

Kさん宅の通りを挟んだ向かい側にある集合住宅にお住まいで、
ねこ藩に定期的に寄付金を下さっていたTさんご夫妻にも話を聞いてみました。
Tさんご夫妻はウォーキングしながら、猫ウォッチングを楽しみ、
よくスマホで写真撮影をしていました。
Tさんのスマホには、集合住宅敷地で撮影した猫一家の画像が
保存されていました。

 

 

 

 

なんか出てきましたね、やばい画像が。
白黒だけじゃない、キジトラ、白キジ・・・。

 

 

 

どうすんのこれ。

 

 

Tさんによると、キジトラとか白キジは最近見ない。
この辺りにいるのは白黒ばかりになったそうです。

既に移動してしまい、どこにいるのかもわからない、
キジトラと白キジをどうやって探すのか。
今後、目撃情報があった時点で何とかするしかないでしょう。

 

 

 

 

 

Kさん同様、こちらが動き出した後ではなく、
もっと早く、知らせていただきたかった・・・と思いましたが、
Tさんご夫妻はボランティアでもないし、猫を飼っているわけでもない。
外にいる猫達に興味を持って撮影しているに過ぎないので、
それはこちらの過剰な期待・・・ですね。

 

 

今はまず白黒に集中。

 

 

 

午前中、時間がある時に、猫チェックのために、
何度かKさん宅に足を運びました。
Kさん宅の外階段を上り、上から辺りを見回すと、
Kさん宅のすぐ裏にあるOさんというお宅の下屋根の上で、
白黒1匹が気持ち良さそうに値ていました。

 

 

 

Kさん曰く、
「あの模様の子は、いつもあそこにいるんですよ。
他の猫はあの場所に行かないから、ひとりで寛いでるの。
下屋根か物置の上、あるいはその真下の地面に捕獲器を置いたら
簡単に入っちゃいそうな気はするんだけど・・・」。

 

 

だけど?

 

Kさんによると、裏のOさんは猫が大嫌いなんだそうです。
自分の家の敷地に猫ボランティアが入っていて、
猫の捕獲作業をするなんて嫌がるだろうと、
Kさんは想像したわけです。

 

 

KさんもOさんも子供の頃からこの地に住み、よく知る隣人同士、
決して仲が悪いというわけではないので、
とりあえず話をしてみましょうか、ということになりました。

 

Oさんは最初は怪訝そうな表情をしていましたが、
今の状況を説明し、猫人口を抑えるためには、
どうしても手術をしてしまいたい旨を、
熱くならずに(笑)淡々と説明すると、
「捕まえるだけならいいんだけれど、すぐに捕まるものなの?
まあ、ちょっと入って、裏庭を確認してみてくださいよ。」と
庭を案内して下さいました。

 

 

 

捕獲器を置いて、しばらく様子を見るためには、
どうしてもOさん宅の門から敷地に出入りしなくてはなりませんが、
そこにややこしい問題がありました。

Oさんは、実のお姉さま一家と相続関係のことで揉めに揉めている最中。
お姉さまが勝手に家に入って来ないように、門に南京錠を取り付けているのです。
出入りするには、この南京錠をいちいち開錠する必要がある。
当然のことですが、よく知りもしない猫ボランティアに、
一時的にせよ、鍵を渡すなんてあり得ないでしょう。

 

 

 

では、敷地内に設置した捕獲器を
どうやって確認すればいいのか。

 

 

 

門の前から電話をくれれば(インターホンが故障中なので)、
その度に、自分が門を開けに玄関から出ていく…とおっしゃるのですが、
捕獲器は夜もチェックしに来なくてはなりません。
1時間おきに電話をするのも迷惑になりますし、
21時前には寝てしまうとのことでしたので、
時間も制限されてしまいます。

 

他人の生活パターンを壊すわけにもいきません。
〇曜日、〇時~〇時と、捕獲チャレンジ時間を決めて
トライするしかなさそうです。

 

 

 

次の日曜日の昼間、Oさんが在宅だというので、
「こういう風にして仕掛けようと思います」と
まずは説明するつもりで、Oさん宅に捕獲器を持って行きました。
Oさんが捕獲作業をするわけではありませんが、
私の作業を興味深そうに御覧になっていました。

 

猫の姿は全く見当たりませんでしたが、裏庭に捕獲器をセットし、
また2時間後にチェックしに来ることにしました。

 

 

「昨日、今日はあの猫見ていないから入らないと思うわよ。
どこか行っちゃったんじゃない。」
とOさん。

 

 

 

話をしながらOさんと一緒に門のところまで歩いて来た時でした。

 

 

ガシャン!

 

 

 

Oさんと二人で顔を見合わせてしまいました。

「今の音って・・・」
「なんか入ったかも・・・」

急いでまた裏に戻ってみると、
いつもOさん宅の物置の上にいるあの子が捕獲されていました。

 

 

2分前に捕獲器を仕掛けた時には、
辺りに全く猫の気配もなかったのに、
いったいどこに隠れていたのか。
私達が気付かなかっただけなのか。

 

 

 

 

それにしても、なんて効率のいい捕獲。
オスのこの子には「カミオ」という名前をつけました。

 


カミオの医療記録:不妊手術の記録2020年(143)を参照して下さい。

 

 

 

 

Oさん宅での作業は簡単に終わってしまいましたが、
白黒はまだあと3匹います。


頻繁に見かける、可愛い顔をしたこの子には
カミュと名付けました。

 

 

 

あとの捕獲はKさん宅敷地内か、
Kさん宅と壁を隔てて隣接しているTさん所有の
敷地内で行うことになりますが、
このTさんの義理の息子が、やや手ごわい存在となります。

 

 

 

To be continued ・・・・・

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ねこ藩士 まさむね

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ねこ藩で一番最初に保護した子猫を基にしたキャラクター。ねこ藩のグッズなどに登場しています。モデルとなったキジトラ子猫まさむねは、現在市内の理容師さんご夫婦と一緒に暮らしています。