「捕獲器を置いてみた」

 

発情期のメスの声を近所で2度程耳にしましたが、 姿も見えず声の方向も確認できません。

我が家の駐車場に餌なしで捕獲器を置いてみたら、立て続けに2匹入ってしまったということが、お正月にあったのですが、 再度その作戦にトライすることにしました。

2月13日の土曜日午後、再び駐車場のエアコン室外機の上に 餌なし捕獲器を放置。

夕方。 あら~入ってました、小柄な三毛ちゃんが。

1301 1302 1303

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつもお世話になっている病院に電話したところ、 「今日はちょっと…。明日の朝連れて来て。」ということでしたので、 リリちゃん(即命名)は一晩我が家の玄関内で過ごすことになりました。

底冷えしないよう、段ボールとウレタンシートを敷いた上に、 毛布でくるんだ捕獲器を載せ、時々タイマー付き赤外線ヒーターを当てます。 おとなしいリリちゃんが更に怖がってはいけないので、 くりことこまつ(家猫)が玄関へ繋がる廊下に出て来ないように 2か所のドアを閉めておきます。

時々毛布をめくってリリちゃんの様子を確認。 「ふぇーん」と可愛らしい声で鳴きながら、 でも少し悲しそうな顔をしてこちらを見上げています。 心がチクチクします。

翌朝、リリちゃんを避妊手術の為に江戸川区の病院に預けました。 夜は行徳在住のボランティア広田さん(仮名)が病院まで迎えに、 そしてそのままご自宅でリリちゃんを預かって下さることになりました。

DSC_1150

ぎゅっと目を瞑って… 手術のキズ痛い?  ごめんね、リリちゃん。

 

2月14日 リリちゃん医療費 6500円/E病院
(避妊手術/5500円 レボリューション/1000円)

体重2.7㎏ 生後6カ月~1歳未満

 

☆・・☆・・☆・・☆・・☆・・☆・・☆・・☆・・☆・・☆・・☆・・☆

 

「なにこの子、本当に野良猫?」

 

こんなに可愛い子が外にいたんですか?
今までにないくらい良い子なので
リリースせずに里親さん探しをしましょう!

術後、自宅で預かって下さっている広田さんから連絡がきました。

数日後には里親探しのお約束医療行為の為に、 広田さんがリリちゃんを連れて再度病院に行って下さいました。 抱っこも楽々出来るおとなしい子で、洗濯ネットは全く必要なし。

2月17日 リリちゃん医療費 6500円/E病院
(血液検査/3300円 初回3種ワクチン/2700円 検便等/500円)

 

DSC_1160

広田さんに甘えているリリちゃん、
ナデナデは気持いいでしょう?

 

そして同日夕方、早くもリリちゃんの里親希望者さまが現れました。 広田さんのご近所に住んでいらっしゃる方です。 なんというこの流れ・・・。

検温だろうと、爪切りだろうと全く動じない。 怯えて竦んでしまっているわけでもない。 もしかしてリリちゃんは出入り自由の飼い猫だったのでしょうか。

でも、首輪・マイクロチップの装着はなく、 手足は汚れていてきちんとした寝床があるとも思えません。そして未手術でした。

可愛いから、可哀想だからと野良猫に餌をやる人達が、この地域に点々といることは知っています。 恐らくそうやって餌だけもらってきた子なのかもしれません。 だったら、これはリリちゃんが室内飼いの家猫になるチャンスです。 こういう人慣れしたおとなしい子こそ、外の世界から救済して 飼い主さんを探してあげなくてどうする!と、気持ちを切り替えました。

to be continued …