一歩踏み出す勇気

最近、自宅の庭にメスらしき野良猫がいつもいて、 半分居着いたような感じになっている。   特別な情景ではありませんから、この時点でスルーする人間がほとんどでしょう。 その野良猫がある日姿を消し、しばらくしてから 数匹のちびちび子猫達を連れて戻ってきた。 そこで初めて「この状況…困ったことになった。」と思い始めます。 放っておけば、半年後にはまた同じことが起こり、 それはずっと続く可能性があります。 そうして、猫がどんどん増えていきます。 だからどうしろと? 繁殖制限をしないと野良猫は加速度的に増加していきますが、...

底なし沼の住人

年末年始にTNRを行った重田邸は、終わりの見えない、 はまったら抜け出せなくなる底なし沼のような場所です。 住人の重田さんは80代後半のおばあさんで、 もう何十年とその場所に住み、何十年もの間、野良猫に餌をやり続けています。   ◆重田さんの飼い猫と首輪の件◆ 「首輪なんかつけないよ、昔うちで飼ってた猫が首輪で自殺したから。」 (重田さんの表現そのまま) 飼い猫は、夜、重田さんと一緒に家の中で寝る出入り自由の茶白の猫1匹だけです。 庭に他の茶白の猫が来ると、重田さんは区別が出来なくなります。...

TNR:手術+医療費の比較

今回、重田邸&ねこ藩H邸で捕獲した計6匹の猫は 3か所の病院にお世話になりました。 そこで、各病院の請求明細を比べてみたいと思います。 まず、重田のおばあさんに依頼された 母猫避妊手術と子猫2匹の医療行為にかかった費用、 これはベテランボランティアの三木さんが 重田さんから50000円をもらって 丸ごと引き受けていますので、 費用の面ではねこ藩は無関係となります。 残る5匹は以下の通り。 ◇○◇○◇○◇○◇○◇○◇○◇○◇○◇○◇○◇○◇○◇○◇○◇○◇○◇○◇○◇○◇○◇○◇○◇○◇○ ①パステル三毛♀:重田邸...

底なし沼~年末年始にかけてのTNR③

◆1月1日 年が明けて1月1日元旦。私は家庭の用事もあり重田邸に行くことはできませんでしたが、三木さんが現場で数時間粘り、とうとう白黒子猫を捕獲しました。正月休み中ですが、三木さんは懇意にしている動物病院に連絡して白黒子猫の預かりをお願いしました。 重田のおばあさんから頼まれた母猫のTNRと子猫2匹の保護は完了。おばあさんから頼まれたわけではない、でもそのままにしてはおけない未避妊の♀2匹のTNRも完了。これで一件落着…とはならないのが、底なし沼の恐ろしいところです。重田邸の実情はまた別途お話ししましょう。...

底なし沼~年末年始にかけてのTNR②

◆12月24日 重田のおばあさんと別れてから、すぐにベテランボランティア・三木さんに連絡し、夕方現地で待ち合わせて共同で捕獲作業をすることになりました。おばあさんから依頼されたのは濃い三毛の母猫TNR、キジトラ子猫と白黒子猫の保護です。 現場に到着し玄関前で一つ目の捕獲器に餌を入れていると、パステル三毛がやって来ました。ターゲットの濃い三毛ではありませんが、メス猫には違いないですから避妊手術は必要。三木さんと話し合い、この子も捕獲することにしました。設置して数分で捕獲器IN・・・1匹目。 1匹目のパステル三毛♀...