もうだいぶ時間が経ってしまいましたが、
2019年の8月に、都内在住の方から、
ペットキャリーの寄贈がありました。

ご自身の飼い猫用に色違いで2つ購入したものの、
他に気に入ったキャリーを見つけてしまい、
先に購入した2つのキャリーが不要になってしまったそうです。

 

実際に使用していただくか、
フリマ等で売って活動資金にして下さい。

 

と、寄贈者さまからメッセージをいただいていたのですが、
ネット検索で色々と調べてみると、1つ約20000円。
特価の値段で販売している店もない。

 

1つ20000円のキャリーを10000円に値下げしたとして、
果たして、ねこ藩が参加するフリマで売れるのか?

 

売れないでしょう。

 

そこで、ひとつは、IKさんに提供することにしました。
IKさん宅には、ご自身で保護した猫がいて、
ねこ藩からの預かり猫も立て続けにやって来て、
常に猫でひしめいていますし、
通院のお付き合いをお願いすることも多いから、
ぜひ使っていただきたくて。

 

 

もうひとつは、オークションに出品してみることにしました。
入札もウォッチもないから、難しいだろうなと思っていたら、
オークション終了日に落札がありました。
こういったボランティア活動にご理解のある方でした。

 

 

 

 

 

======================================

 

 

「我が家の不要品です。売って活動費の足しにして下さい。」

と、寄贈していただく物品の中に、
時々、かなり高価なものもあります。

ねこ藩は、地元のフリマや、市民まつり、
ボランティアフェスティバル等のイベントに参加して、
物品販売をしていますが、
この5年で身に染みてわかっていることは、
「高価なものは売りにくい」ということです。

正確には「売りにくい」のではなく、
「買われにくい」です。

興味を持って下さる方や、欲しそうな方はいますが、
「高いから買わない」か「非常識なほど値切る」のどちらかです。

 

ねこ藩を立ち上げて以来、
数多くの品を寄贈していただいていますが、
ひとつお願いがあります。

もし、自分ではもう使わないから寄贈したいと思うものがあって、
それがブランド物や高価な物である場合、
フリマ、オークション、大黒屋とかトレファク等を利用し、
ご自身で現金化し、寄付として送金していただけると助かります。

中には、そういうのが面倒くさいから、物として寄贈したい…
という方もおられるかもしれません。
それは十分に理解できます。

 

ただ、ねこ藩の本来の活動目的は、
飼い主のいない猫の不妊手術や保護や治療。
その為の活動資金を得る必要があるから、
物品販売せざるを得ないのです。

ねこ藩が参加するフリマで販売しにくい物ですと、
今回のようにオークションに出品することになり、
それは、商品の撮影をしたり、梱包したり、発送したりと、
とても手間のかかる作業です。

 

寄贈品を現金化する為の活動の方が忙しくて、
捕獲や通院の時間がないなんてことになれば、
本末転倒・・・かな。

 

売れそうな物を寄贈してあげようと思っているのに、
そんな風に言うのなら、もう寄贈しない、
なんて方もいるかもしれませんね。
お気を悪くされたら申し訳ないです。

 

物品を寄贈したい。

そのお気持ちを持って下さることは
本当に有難いし、嬉しく思っていますので、
これから物品寄贈のご予定がある方は、
事前に、「こういうものは?」と
お知らせいただけると助かります。

 

よろしくお願いします。