里親の皆さまへ~必ずお読み下さい。

9月12日,2021 | 保護猫, 意見, 日々活動

里親の皆さまへ

~必ずお読み下さい。

 

 

 

2022年度ねこ藩カレンダー掲載の画像受付ですが、
当初の予定通り、9月10日に締め切らせていただきました。

 

 

 

◆◆画像を提供して下さった里親の方々。◆◆

ご協力をありがとうございます。
皆さまが提供して下さった画像、そして、
こちらの手元にある保護猫時代の画像を突き合せ、
猫の写り具合、発色、明暗、ページ全体のバランス等を考慮しながら、
カレンダー枠に収まる画像を選び出す作業になります。
提供して下さった画像が不使用となる場合もありますが、
その点、どうかご了承下さいませ。

 

 

◆◆画像の提供がなかった里親の方々。◆◆

このまま何事もなく、ボランティア活動を続けば、
また来年も同様のお願いをすることになると思います。
その際は、ぜひご協力をお願いいたします。

 

 

 

毎年、カレンダー画像提供のお願いをする度に、
思い出しては疑問を抱くことがありますので、
それをお伝えしようと思います。

 

 

 

猫を譲渡する際に、譲渡者(ねこ藩(と譲受者(里親)で
譲渡同意書という書類に署名捺印をします。

 

これは、猫の所有権を示す書類であると同時に、
私達が保護した猫を里親さまに託しますので、
どうぞ一生大切に飼ってあげて下さいという約束を
里親さまにしていただくものです。

 

これまでに、譲渡同意書内に記していた条件は以下の通りです。

 

◎愛情と責任を持って生涯飼育をすること。
◎事故防止、病気予防の観点から、完全室内飼育(ベランダ不可)すること。
◎猫の健康状態に留意し、何か異常があった場合には獣医師の診断を受けること。
◎時期がきたら必ず不妊手術をすること(○年○月~○月が目安)。
◎猫の習性を理解し、脱走等のトラブル防止に努めること(脱走防止柵設置要)。
◎病気、怪我、脱走等、何か問題が生じた場合には、速やかに譲渡者に連絡をすること。
◎譲渡した猫が一生を全うするまで譲渡者と音信不通にならないこと。
◎以上の要件が守られていないことが判明した場合、譲渡後であっても、猫の所有権は譲渡者に戻ること。

 

今年の夏から、新たにもう1点、約束事を追加いたしました。

譲渡後半年間は毎月必ず、それ以降は、
年に最低でも1度は猫の近況報告をすること。

本当はわざわざ言葉にして追加したくなかったのですが・・・。

 

 

 

猫をお届けに伺った際に、必ず、里親さまには、
「最低でも年に1、2度は猫の様子を画像とともにお知らせください。」と
言葉でお伝えしてきました。

これまでに猫の譲渡で知り合った里親さまの数もとうに3桁を越していますが、
残念ながら、定期的に猫の様子をお知らせ下さる里親さまばかりでありません。

 

わざわざ文言にして、約束という形にしなくても、
里親さまの方から連絡を下さるだろう・・・とこちらは思っておりましたので、
約束事に含めるまでもないと判断していたのですが、
連絡が来なくなってしまう里親さまが多いことは、少々ショックでもありました。

 

私達は、里親さまを信頼した上で、猫を譲渡しています。

猫を譲渡した時点で、「はい、猫はお譲りしました。これでもう終わり。」
という気持ちはこれっぽちもありません。、
譲渡をきっかけにして、里親さまとの細く長いお付き合いが始まるのだと
私達は考えていますし、そう強く望んでいます。

 

 

里親の皆さまも多忙な日々を送られていることと思いますが、
せめて、年に一度くらいは、譲渡の際にお願いしましたように、
猫の様子をお知らせいただけませんでしょうか。

 

譲渡者に連絡するのをすっかり忘れてしまっていた、
という場合も、もちろん、あると思います。

そこで、リマインドも兼ねて、全里親様宛に、
画像提供のお願いを一括送信しているわけです。

ホームページのブログで「画像提供のお願い」をしたところで、
ブログを読んで下さっている里親さまは非常に少ないだろう・・・という前提で。

 

いちいちうるさいな~と思われないよう、
普段、こちらか連絡をすることはなるべく控えています。

こちらからの連絡で、「あ、忘れてた」と気付いていただき、
何らかの返信をいただけたらとても有難いのですが、
毎年、何の返答もいただけない、スルー、のケースが結構あります。

 

 

譲渡した猫は、今では里親さまのなくてはならない家族です。
譲渡前のこと、譲渡者側の考えはどうでもいいとお考えになる方も
もしかしたら、いらっしゃるのかもしれません。

どんな猫も、苦労して保護し、苦労してケアをし、
苦労して人慣れさせたり、苦労して里親募集をした猫達です。

保護前にお世話をして下さっていた方、保護した方、
預かって育てて下さった方、通院のお手伝いをして下さった方・・・と
その1匹の猫に関わった人間は複数います。

皆さん、自分の関わった猫がその後元気で過ごしているか、
どんな猫に成長したか、病気になったりしていないかと心配する気持ちは
その猫が猫生を終えるまで、ずっと持ち続けています。

 

「譲ってもらった猫は変わりなく元気にしています」

もちろん、それだけのご報告でも構いませんが、
日々の暮らしぶり、他猫との関係、面白い行動や悪さをした話など、
猫飼い同士が集まれば、猫談義に花が咲きますよね。

 

性格、行動、嗜好、習慣は猫それぞれ。
そういった、猫の暮らしぶりについてのお話を伺うのは
とても楽しい。微笑ましく思います。

 

また、猫の具合が悪くなったり、問題行動が始まったりして、
似たような経験をした者が私達側にもいたら、
僭越ながら、相談に乗ったり、アドバイスを差し上げることもできます。

 

繰り返しになりますが、これは今初めてお願いすることではありません。
猫を譲渡する際に、猫の近況をお知らせ下さいとお願いしています。

 

いちいち、譲渡者に連絡するのが面倒くさい・・・と思われたり、
何の連絡もいただけなってしまうようですと、
私達は間違った方に譲渡してしまったという気持ちになってしまいます。

 

 

里親さま側のお考えも多々あるとは思いますが、
どうか送り出した側の気持ちを汲んでいただけますと有難いです。

 

よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

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ねこ藩士 まさむね

ねこ藩のイメージキャラクター
ねこ藩で一番最初に保護した子猫を基にしたキャラクター。ねこ藩のグッズなどに登場しています。モデルとなったキジトラ子猫まさむねは、現在市内の理容師さんご夫婦と一緒に暮らしています。