◆2月29日 月曜日◆

リリース前にせめてワクチンを接種してあげたいと、
江川さんが足立区の病院にクルちゃんを連れて行きました。
安静にしてもらう為に、最後のひと晩を療養ケージで過ごしてもらいます。

クルちゃん医療費:3,240円
(三種ワクチン/3000円+税)

 

◆3月1日 火曜日◆

昼に「クルちゃんをリリースしました」と江川さんから連絡がきました。
これで松戸4頭のTNRは完了しました。

あとはこの一家とよく一緒にいるボスくん。
オスですから不妊手術を焦ることはないですが、
喧嘩による怪我、風邪による目ヤニ等、状態があまり良くなさそうなので
今後も観察し続け、追い追いTNRを試みるつもりだと江川さんは言っています。

1602:ボス01160225:ぺコとボス

 

 

 

 

 

 

 

 

♪左目が潰れている?        ♪ペコちゃんと一緒に

 

今回の松戸の件のまとめです↓

◎期間:2月2日~3月1日
2/04:ペコ捕獲 2/09 リリース
2/09:ミミ捕獲 2/15 譲渡
2/15:マミ捕獲 2/24 リリース
2/24:クル捕獲 3/01 リリース

◎医療費
ペコ:12,420円 避妊手術/足立区K病院
ミミ:10,800円 堕胎手術/江戸川区E病院
ミミ:9,000円 3種ワクチン等譲渡前必要医療行為/江戸川区E病院
マミ:9,500円 堕胎手術/江戸川区E病院
クル:12,528円 避妊手術/足立区K病院
クル:3240円 3種ワクチン/足立区K病院
医療費合計:57,488円

◎ねこ藩
貸出;捕獲器2台、1段ケージ、トイレ、キャリー
出動:
2月2日夜 2時間 運転距離17.5㌔
2月4日夜 3時間 運転距離25.6㌔
2月9日昼 2時間40分 運転距離39.7㌔
2月9日夜 2時間30分 運転距離43.3㌔
2月15日朝~昼 5時間30分 運転距離43.4㌔
2月20日朝 2時間20分 運転距離39.7㌔
2月25日夜 1時間50分 電車160円+バス360円
3月3日(備品回収予定日) みなし1時間30分 運転距離17.5㌔
合計7日8回
時間:21時間20分
運転距離:226.7㌔
交通費:510円

依頼者の江川さんが医療費を全額自己負担をして下さっていますが、
ねこ藩財布の懐具合と相談し、4頭の避妊手術代金の20%=5800円を、
ねこ藩から援助させていただくことにしました。

◎ペコとクル 手術代/K病院(9000円×2) 20%→1800円×2
◎ミミとマミ 手術代/E病院(5500円×2) 20%→1100円×2

ということで、今回のねこ藩のお手伝いは備品の貸出しと避妊手術代の20%援助。
以下はねこ藩Hの個人的なボランティア活動としようと思います。

実労時間・21時間20分
ガソリン代・25㍑=2750円
交通費=510円

 

=======================================

ミミちゃんのその後について

 

ご縁があって、江川さんのご近所の方が2月15日に、
ミミちゃんを家猫として迎え入れて下さいました。
名前がミーちゃんとなりました。
先住猫の大ちゃんと仲良しになり、飼い主さんにも可愛がられて
順調な家猫生活をスタートしていましたが、
2月23日の朝、ミーちゃんはベッドで冷たくなっていました。
前日の晩まで変わったところはなく、ごく普通に食事をしてトイレをして、
大ちゃんと遊んでいたとのことです。

猫の突然死は以前一度経験があります。
その際に相談した獣医さんが教えて下さいました。
突然死で疑われるのは先天性の心臓肥大症による心臓麻痺、脳卒中、フィラリア。
もしかしたら何か他に生まれつきの内臓疾患があり、
全身麻酔による不妊手術が引き金となった可能性もありますが、
人間の手術と違い、野良猫の不妊手術では事前の検査ができません。
それが怖いからと避妊手術をせずに放置しておくと、
何度も妊娠出産を繰り返すことにより、メス猫の体には負担がかかり、
また婦人科系の疾患にかかりやすくなります。

手術をしなければよかったのか?との後悔もありますが、
それはこういった結果になったからであって、
やはり避妊手術は必要な医療行為と考えるべきです。
それがミミちゃんの寿命だったのだと自身に言い聞かせるしかありません。

 

 

ミーちゃんの飼い主さんへ:

望んだわけでもないのに野良猫として生まれ 約7カ月外で生きてきた、
まだ子供のミーちゃんを 家猫として迎えて下さったことに、
そして、ミーちゃんの短い生涯の最期を看取り
家猫としてお庭に埋葬して下さったことに心から感謝しています。
ありがとうございました。

江川さんへ:

お金もかかるし近所の目もある、でも私がやらなくては!と
勇気を持って行動に移して下さいました。
お店でお仕事をしながら、その合間に電車で猫達を運ぶこと数回、
また療養中の子をきちんとお世話して下さいました。
捕獲器からキャリーへ、キャリーからケージへと、
迷うことなく猫を一瞬で移し替える手際のよさは、
やはり猫飼いの方だなぁと思いました。

私の飼い猫じゃないから関係ない、他の誰かがやるか、放っておけばいい、
普通はそう思います。それが当たり前だと思います。
一生懸命ネットで検索し、ねこ藩HPに辿り着き、意を決して連絡を下さいました。
江川さんのような方がもっともっと増えてくれることを望みます。
江川さん、外の子達への思い、ありがとうございました。

160223:ミミ01

 

 

 

 

短い生涯、幸せなことがだくさんあった?
怖いことの方が多かった?
さようなら、ミミちゃん