2015年4月初旬、近所の未避妊の♀猫が八田さん宅敷地に
♀2匹+♂2匹=4匹の子猫を産み落としてしまいました。
八田さんはご自宅でその4匹の世話をして育てました。
先日避妊手術を行ったシロちゃんとシロミちゃんがそのうちの2匹。
昨日24日に、残りの♂2匹の去勢手術を済ませてきました。
キジ白のクロベエ/体重3.8㎏
少し怖がりさんなのか、
ずっと鳴いていて、
おもらししてしまいました。
サバ白のグレ/体重4.2㎏
近所の♂猫とケンカするそうですが、
どっしりと構えていました。
シロちゃん、シロミちゃん同様、クロベエとグレも
共に、エイズ・白血病は陰性でした。
去勢手術 5500円
アドボケート 1000円
検便 500円
血液検査 3300円
3種混合ワクチン 2500円
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合計 12800円
これは1匹分ですので、この日かかった医療費は2匹で25600円。
これを八田さんとねこ藩で支払いました。
これで、八田さん宅外猫の4匹全て不妊手術完了です。
八田さん負担分・60%=15360円
ねこ藩負担分・40%=10240円
【ねこ藩出動内容】
6月24日 午前/夜間計2回
所要時間3時間10分 移動距離27㌔
4匹のきょうだい猫を1年世話してきた八田さんは、
冬の終わる頃不安になりました。
「シロとシロミはもう妊娠出産可能な時期…どうしましょう。」
近所の村田さんに相談すると、市川の南側地区で、
長年個人ボランティア活動をしている三木さんを紹介されたそうです。
「1匹2万円。」
三木さんに連絡しようかどうしようか悩み迷っているうちに
シロとシロミは3匹づつ子猫を出産してしまいました。
ご近所やお知り合いに声をかけ、3匹は貰って下さる方が見つかりましたが、
3匹は残ってしまいました。
ミニ・アラバスタ=チャカ・ペル・ビビです。
そのタイミングで、村田さんを通じ、
ねこ藩と八田さんは知り合い、今回のお手伝いとなりました。
最初に「どうしよう」と思った時点で不妊手術に踏み切っていれば、
6匹の子猫が生まれて来ることはなかったでしょう。
「だからあの時点で不妊手術をしない人間が悪い!」とお考えでしょうか?
その考えも間違ってはいません。その通りです。
でも普通に生活して、普通の金銭感覚を持った庶民が、
「1匹2万円。全部で8万円下さい。」
ときいて、冷静に「はい、どうぞ」と2つ返事をするかしら?
8万円は、やはり「うっ…」な金額だと私は思います。
病院によって料金設定も違いますし、
同じ予算でも出来る医療行為に差がありますから、
依頼者の住環境、経済状態、考え方等に配慮して
そのあたりを最初からきちんと説明する必要があると思います。
不妊手術に前向きな考えを持ち、
それを何とかやり遂げようとする方の伴走をしていけたらいいな、
とねこ藩は常々考えています。