8月4日のブログ→「子猫ストリート:①子猫が叩き殺されている場所」

 

松戸の江川さんが、高齢者ばかりが住むある住宅街の一角で、
「メス10頭(推定)のTNRと子猫4匹の保護」を目標にしています。
先日のブログで運搬のお手伝いを募りましたが、
市川市のボランティアAさんが、捕獲器1台と車を出して下さいました。

「子猫ストリート」での活動につきましては、江川さんがご自身のブログで
経緯と状況を随時報告していますので、ぜひご覧ください。
pekokuru2016のブログ

 


 

 

 

母猫のおっぱいを飲む子猫

 

 

 


 

 

子猫がたくさんいます。

 

 

 

上記画像に写っている子猫の何匹かはもうこの世にはいません。
これは7月初めに撮影された画像ですが、この後、
住人の高齢者男性により、数頭の子猫が叩き殺されました。

 

 

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現場=子猫ストリートです。
通りの両側合わせて20世帯くらいでしょうか。
住人のほとんどが、高齢者。空き家もちらほら。
猫を飼っているお宅が3件。
どのお宅も猫達を出入り自由にさせています。
そのうち2軒の飼い猫達は不妊手術済みですが、
1軒のお宅が野良猫ブリーダー状態となっています。

 


 

 

首輪をした飼い猫も通りに出ています。

 

 


 

 

空き家の玄関前に置き餌。

 

 

 

8月7日、第1回目の捕獲作業です。
江川さんはご自宅から空の捕獲器3台を自転車で現地に運び、
朝の7時30分頃から捕獲作業を開始し、20分もしないうちに、
捕獲器には3匹が入りました。
①三毛(妊婦)
②キジトラ、
③キジトラ子猫

その後、ねこ藩H、そしてAさんが車で現地到着。
どうせなら…ということで、Aさん持参の捕獲器を借り、
もう1匹捕獲しました。
④サビ

 


 

 

 

 

 

 

Aさんが①三毛と④サビを連れて一足先に都内の病院へ向かった後、
江川さんと私で、③キジトラ子猫を捕獲器→洗濯ネット→キャリーへと移し替え、
空いた捕獲器で、もう1匹、大人猫を捕獲しました。
⑤キジ白

私と江川さんは、松戸市内で助成金の使える病院に、②のキジトラを預け、
その足で江戸川区の病院に行き、③キジトラ子猫と③キジ白を預けました。

1日で大人猫4匹、子猫1匹・・・順調なスタートです。

 

 

Aさんが都内の病院で避妊+堕胎をお願いした①三毛④サビは
子猫ストリートの住人であるおばさま達が預かって療養させて下さり、
②キジトラ③キジトラ子猫⑤キジ白が、江川さん宅に。

⑤のキジ白は療養後リリースになりました。

③キジトラ子猫はサイズ的にもうOKということで、避妊手術を済ませ、
江川さん宅の保護猫となりました。名前を花りんちゃんです。

②キジトラ大人ですが、ものすごくゴロゴロな甘えん坊さんで、
今すぐにでも飼い猫としてやっていける程、大人しく優しい子です。
江川さんは思い切って、リリースはやめ、この子も保護猫としました。
名前は千幸(ちゆき)ちゃんです。

 


 

花れんちゃん

 

 


 

千幸ちゃん

 

 

 

 

後日、江川さんは子猫ストリートに戻り、クリーム色をした
可愛い子猫♂を保護してきました。名前はハルタ。
⑥クリーム茶トラ♂

 

 


 

 

 

 

ハルタ

 

 

 

 

江川さんと一緒に、現地から病院に向かう準備をしている時に、
おとなしそうな高齢の男性が1軒の家から出てきました。
その男性は、「どうも・・・」と小声で挨拶しながら、出かけて行きました。

子猫殺しの犯人です。
そう教えられて、私は驚いてしまいました。
え、あの人がそうなの?

お酒が入ると人が変わったように凶暴になる方らしいです。
同居の奥さんも、過去に何度も子猫殺しを
やめさせようとしていたかもしれません。
近所の方々も、長年にわたるこの悪行についに我慢ならなくなり、
今回初めて、警察に通報したということらしいです。

 

 

◆8月7日(月)◆
ねこ藩出勤時間:昼間6時間+夜間3時間
走行距離:110㎞

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翌週の8月14日 (月)は、江川さんが一人で、自転車、バス、電車を使い、
お一人で頑張りました。現地住人に妊婦猫だと教えられ捕獲した猫、
病院に連れて行くと、「オスだよ」。仕方なく、そのまま去勢手術。
⑦白茶♂

 

同じ日、子猫ストリートの住人が行き交う路上に、 痩せ細った赤ちゃん猫がうずくまっていました。
住人達は「その子はもうだめだと思うよ」と、 死ぬのを待っているかのような口調だったそうです。
猫好きな猫飼いの住人もいるというのに、 今にも死にそうな子猫をただ遠巻きに見ているだけ。
家の中で、いや、せめて玄関前でもいい、 タオルを敷いた箱に寝かせるとかして、
看取ってあげようという人間はいないのだろうか。
江川さんは迷うことなく、この子を抱き上げ、自宅に連れて帰りました。

小枝ちゃんです。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

仕事場の店舗に一緒に連れて行き、ペットボトル湯たんぽで温め、シリンジで給餌。
お仕事中も小枝ちゃんをそばに置き、「がんばれ、がんばれ」と世話をしましたが、
翌日、小枝ちゃんは力尽き、かろうじて灯っていた命の火は消えてしまいました。

 

 

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子猫ストリートでの捕獲作業はまだまだ続きます。
次回は8月21日(月)~8月22日(火)を予定しているとのこと。
ボランティアのAさんが運搬でお手伝いをすることになっています。
私も出来ることならお手伝いしたいのですが、群馬県まで行く用事が入っています。

21~22日に、江川さんのお手伝いをしてあげられる方はいませんか?
私もAさんも市川市の住人ですので、松戸のボランティア事情に関して知識がありません。
今回のこのケースをきっかけに、松戸市在住でお手伝いの出来る方が手をあげて下されば、
江川さんも味方を得た気分になることと思います。

このブログを読んでいらっしゃる方の中で、
松戸在住でボランティア活動をしていらっしゃる方、
あるいはボランティア事情に詳しい方がいらしたら、
手伝う、手伝わないはまた別の話として、
ぜひ、江川さんと接点を持ってあげて下さい。
よろしくお願いいたします。