子猫の保護を検討しています。
捕獲器をお借りしたい。

 

 

仲間のMさんからメッセージが届いたのは、2024年4月末のことです。

 

 

Mさんがご自身で子猫の保護を考えるのは珍しいというか初めてじゃないの?

 

 

Mさんご一家は生まれたて~離乳時前後の赤ちゃん猫を専門に預かって下さる
ありがたい存在です。
私がちび猫を入手(笑)してはMさんご一家に託す…。
過去にもたくさんのちび猫がMさんご一家ですくすく育ち卒業していきました。

 


Mさんご一家が初めて預かって育てて下さったかつお。
まだ生まれて数日の赤ちゃんでした。

 

 

 

もう8年も前になりますが、Mさんご一家は、
ねこ藩から「コロネ」(現がんも)という子猫を迎えて下さいました。
里親さんになって下さった直後から、ハンドメイド品の製作、イベントのお手伝い等々、
お持ちのスキル・時間を惜しみなく提供して下さり、
さらにはちび猫専門の預かりボランティア、通称「おでん保育園*」を開園して下さいました。

 

 

今では欠くことのできないねこ藩回転軸の動力源の一部です。

 

[*つみれ、ちくわ、がんもというMさんの飼い猫の名前が由来。]

 


8年前、Mさん宅の3匹の飼い猫となったコロネ=現がんも。
真菌騒動で大変でした。

 


イベント販売用にMさんが作って下さった作品の一部。

 

 

 

長年住み慣れた駅近くの店舗兼一軒家を壊し、
ビルを建てるという大規模工事を前に、
Mさんご一家は800mほど離れた場所に新しい店舗を建て、
ビル完成までの間、店舗裏の古いアパートで仮住まいを始めていました。

耳カットの入った同じ猫がたまに通り過ぎる以外、
野良猫と思われる猫をほとんど見かけない地域。

そんな地域に、しかもMさん宅の敷地内に、
突然黒い子猫が現れたのでした。

 

 

 


なぜ1匹だけで現れたのか・・・・。

 

 

 

しばらく観察していたMさんでしたが、
子猫はMさん宅と隣のお宅の敷地に留まり、
どこかに移動していく気配もないので、
ご飯とお水、寝床となる段ボールを用意しました。

 

 


移動する素振りも見せない子猫。段ボールを居場所と決めたようです。

 

 

 

 

Mさんが「ごまちゃん」と呼んでいるこの子。
子猫といってもちびちびではありません。
4~5ヶ月は過ぎているかと思えるサイズ。
人間には慣れてないが、Mさんの手につけたちゅーるを舐めたとのことなので、
完璧な野良猫として仕上がりつつある・・・というわけでもなさそうです。

 

人間との接触がほとんどないまま、生後3か月を超えてしまうと、
頭と心の中に「人間への警戒心」が根付いてしまいます。

 

どうだろうねえ、ごまちゃん。
微妙なボーダーラインかな。

 

 

 

 

 

捕獲器をお届けしてから2日後の早朝、
「ごまちゃん捕獲器に入りました」と連絡がありました。

 

 

 

 

すぐにごまちゃんをMさんから預かり病院に連れて行きました。
体重はほぼ2㎏あり、年齢的にも問題ないということで、
不妊手術も済ませました。

駆虫、三種混合ワクチン、抗生剤、触診、口内チェック。
保護となりますからお世話がしやすいように爪切り、耳掃除。

 

 


麻酔から覚めていますが、まだぼーっとしている感じ。

 

 

 

 

体重から逆算すると、推定誕生日は12月27日。
寒い季節を外で生き延びた、生後4か月過ぎの女の子です。

Mさんが心配していた血液ウィルス検査も陰性(*)。

(*猫エイズウィルス、猫白血病ウィルスのキャリアかどうかを調べる検査)

 

保護時点で行う全ての基本医療行為を終え、
ごまちゃんはMさん宅に設置された2段ケージに落ち着きました。

早朝から夜まで、ごまちゃんにとっては大変な一日。
ケージの中のごまちゃんは、おとなしい子のように見えましたが、
猫の性格を知るにはまだまだ時間が必要です。

 

 

 

そう、まだまだ・・・・・

 

 

 

 


腰がひけている・・・。

 


女の子ですが、結構精悍な顔つき。

 

 

 

 

 

 

 

 

私が考える保護は4パターンあります。

 

 

 

【1】怪我や病気の地域猫または野良猫を治療のために捕獲し、
回復したら元の場所に戻してあげる一時的な保護。

*一度捕獲して室内に入れたら外に戻すべきではない
という考えのボランティアさんもいますが、私的には「アリ」な保護です。
飼ってあげられない、室内に入れてあげられないけれど
出来る治療は受けさせてあげたいという方々の気持ちを理解して
尊重することも大切だと思うから。

 

 

 

【2】明らかに飼われていたと思われる迷い猫を室内に入れ、
飼い主さんが見つかるまで世話をする一時的な保護。

*飼い主さんが現れなければ、【3】か【4】となります。

 

 

 

【3】幼猫、子猫、人馴れしている、あるいは人馴れしそうな成猫を
里親探し&譲渡することを目的として捕まえ、室内で飼養する一時的な保護。

*里親さんが見つからなければ自然と【4】になります。
怪我や病気や体調不良の治療で室内に入れたものの
今後を考慮して外に戻さないことにした猫や、
虐待の可能性あるいは苦情等が原因でそのまま外に置いておくと
命にかかわる危険がある判断された猫も対象です。

 

 

【4】自分が責任を持ってその猫の飼い主になるという
強い覚悟と意志を持ち、室内に入れて飼養するる永久保護。

*人馴れしない、先住猫と合わない、自分の状況が変わった等の理由で、
「やっぱり飼い猫にするのはやめて外に出す」というのは私的には「ナシ」ですが、
残念なことに、これをやってしまう方々は結構多いです。

 

 

ごまちゃんの場合は【1】ではありませんので、
【2】【3】【4】になりますが、さて、どのような展開に・・・。

 

 

続く。