◎前回のお話はこちら。
2019年4月25日のブログ
「東奔西走スピンオフPART(1):Family Tree「えりこ」と「みい」

 

 

 

 

 

M姉妹宅のミアとみかん。

 

2016年秋に私が自宅庭で捕獲し室内に入れ、
その後、守谷市のご夫妻に貰われていったこむぎちゃん
そして、この地域でよく知られている茶トラのカプ君

私にとってのこの2匹が、
M姉妹のベランダで仲睦まじく暮らしていた
母猫ミアと彼氏のみかんだったのです。

 

 

 

そうでしたか…。
初めて出会った時の若かったこむぎちゃん。
それから長い間会えずに案じていました。
食べ物にもありつけず、安心出来る居場所も見つけられずに
どこかに行ってしまったんじゃないか。
病気や怪我で亡くなってしまったんじゃないか。
それだけに再会して保護出来た時には嬉しかった。

そうか、あなたはその間、M姉妹のベランダで
カプ君と一緒に子育てをしていたんだね。
最後に産んだ子供達があなたの手を離れて巣立ち、
母親の役目から解放された頃に、
カプ君と一緒にお出かけするようになった。
そして、私の庭で捕まってしまった。

仲よしだったカプ君にももう会うこともなく、
家族で暮らしたあの場所に戻ることも出来なくなったのに、
暴れることも威嚇することも心を閉じることもなく、
我が家での保護猫生活を静かに受け入れてくれた。
我が家の飼い猫達と争うことなく仲よく過ごしてくれて、
なんて性格のいい可愛い子だったんだろう、
と、今しみじみ思います。

 

カプ君については、やっと謎がとけました。
医療行為も受けず、毎日の給餌もなく、
家の外に出されたままだったカプ君の世話をしたのが、
元飼い主宅の隣に住む森本さんでした。
森本さんは、いつも不思議に思っていました。
「我が家に来ない時に、カプ君はどこにいるのかしら?」

カプ君は我が家の庭にも現れ、庭のハウスで定期的に
昼寝・夜寝をするようになりましたが、
数日間、姿を全くみないこともありました。

3ヶ所を行き来するのが、カプ君の生活スタイルだったのね。

 

 

 

 

 

 

ミア(こむぎちゃん)とみかん(カプ君)がM姉妹宅で一緒に過ごしていた頃、
とらまるという白キジの猫もよく現れ、3匹揃うことがよくありました。

2015年2月に我が家の庭でTNRした
「斎藤くん(不妊手術Sの記録007)」が、このとらまるです。
リリース後、ご近所の森本さん宅に居着くようになり、
森本さんはさくらちゃんと呼んで可愛がっていました。

 

 

*斎藤くんは、昔、我が家の飼い猫・くりこが野良猫だった頃に
産んだ子猫の1匹だとずっと思っていましたが、どうやら違ったようです。

 

 

 

ミアの出産②で生まれたみいは、
その後もM姉妹のベランダに残り、
Family Treeを引き継いでいきました。

 

 

 

ミアの出産③で生まれた2匹の♂。
オレオは去勢前に、こじゅまむは去勢後に、
M姉妹宅からいなくなり、現在も行方はわかりません。

 

 

 

 

 

 

ミアの最初の出産①では3匹の子猫が生まれていますが、
これもM姉妹が撮影した画像と、ねこ藩の記録を
すり合わせることにより、その後がわかりました。

 

②の白キジ♂は行方不明になりました。

 

 

 

③の三毛は、特徴的な色合いと柄の出方でわかりました。

ねこ藩が2017年夏にTNRした凪ちゃんです。
TNRと言っても、凪ちゃんは既に避妊済みで、
誰が不妊手術を行ったのか疑問に思っていましたが、
過去の画像を調べてみたら、「凪ちゃん」の避妊手術を
行ったのは私でした。(^_^;)
2015年12月に重田邸(餌やりばあさん)で捕獲し
避妊手術した若い三毛ちゃん(不妊手術の記録012)が、
その後、私が「凪ちゃん」と名づけた猫でした。
うっかりだわ。

 

 

 


③が凪ちゃんです。①は?

 

 

 

もう1匹の、茶トラ子猫。
カプ君の子供達はカプ君の容姿を受け継いで、
逆三角形の顔が多いのですが、
この子猫は何ともぶさ可愛い丸い顔をしています。
過去数年の間にこの辺りで見かけた茶トラの記録を辿ってみると、
隣の通りのH口さんが世話をしている茶トラ達を覗けば、
該当する猫はどう考えても1匹しかいません。

現在、カプ君と一緒に、隣の通りのTOMOさんに
可愛がってもらっているチャップです。
(TOMOさん宅ではマイケルと呼ばれています。)

 

 

 

ニャース達が居着く前、カプ君とチャップは
しょっちゅう我が家の庭のハウスに寝泊まりしていました。

大人になったチャップはおっさん風情を漂わせて、
若々しく見えるカプ君より歳のいった猫に見えますが、
実はカプ君の子供だったというわけです。

 

 


【Mee-01】

 

 

図【Mee-01】の中で行方不明と記してある猫が7匹いますが、
このように情報を集めることによって、そのうの4匹は
現在も元気で過ごしていることが確認できました。

消息のわからない3匹(白キジ、オレオ、こじゅまむ)は全て♂猫です。
親離れしても、母猫の近くにいることの多い♀と違い、
♂は成長するに従い、テリトリーの問題もあって、
徐々に移動していなくなることがあります。
同じ場所かすぐ近くに留まり、その後、
延々と代を繋いでいくのは、大抵が♀です。

 

M姉妹の情報をもとに作成した【Mee-01】に
こちら側の情報を反映させるとこうなります。

 


[Mee-02】

 

 

 

ミア以降のFamily Treeが出来上がると、
今度は、ミアがどこから来た猫なのかが気になりました。

 

 

To be continued・・・