前回のお話 ↓ ↓ ↓
猫捨て場:②百音ちゃん
もとの場所に百音ちゃんを戻すと、
病院でついたにおいを消すように
ペロペロと体を舐めていました。
夜遅く、Tさんが百音ちゃんにご飯をあげに行くと、
子猫達を探して鳴いていたそうです。
百音ちゃんをリリースした後、まず、上村さん宅に2匹を届けました。
お鼻が黒い白キジ「タルト」。
白茶で、茶がキャラメルっぽいのが「コロネ」。
すぐに遊び出す。
その後、お鼻がピンクの白キジ・カヌレと、白薄茶のロールをIKさん宅に。
問題なく食べている・・・
ありあまるエネルギー。
ロールはすぐにケージに登り始めました。
この子達は百音ちゃんの初乳を飲み、母乳のみで育ちました。
室内に保護したこの日、子猫達は初めて母乳以外のものを 口にするのです。
離乳です。 うまくいくかな・・・。
まずは、上村さん宅で、タルトとコロネの前に、
子猫用ペーストを乗せたお皿を置いてみました。
激しく鼻をひくひくさせる子猫達。
そして、お皿に顔をつけるようにしてペロペロと舐め出しました。
いや、舐めるというか、きちんと食べています。
離乳早っ!
IKさん宅のカヌレとロールも同様でした。
離乳~フードの切り替えははあっけなく成功しました。
あとはおトイレトレーニングです。
2匹つづに別れて室内に入ることが出来た子猫達。
あの蚊だらけの、オス猫がうろつくあの場所に永遠にさよならです。
これから安全で清潔な場所で、大切に大切に育ててもらえます。
が・・・・・・
子猫をお届けして1時間ちょっと、IKさんから連絡が来ました。
「カヌレの肉球がおかしい。少し腫れているように見えます。」
ぷっくりとしていて少し赤い。
皮膚が伸びているから毛が少なく見えるのか、
それとも毛が抜けてしまっているのか・・・。
翌日、カヌレを連れて、IKさんと一緒に病院に行き、
少し脱毛しかかった爪のつけ根と肉球を診ていただき、 検査をお願いしました。
診察台の上のカヌレ。
じっとしているわけがない。
皮膚の炎症を抑える薬と、消毒焼くをいただいて返りました。
フルタイムで働いていIKさんにとっては、忙しい日々となりそうで、
本当に申し訳なく思います。
◆8月20日◆
カヌレ:皮膚検査、培養検査、内服薬、消毒薬、再診料 5961円
ロール:再診料 756円
(子猫達は初めてでも、私は常連だから毎回再診料がかかるわけです・・・泣)。
↑ ↑ ↑ カヌレとロール。
↑ ↑ ↑ タルトとコロネ
母猫がいなくなり、環境が変わり、食生活が変わり、
子猫達の便もなかなか安定しませんが、
それでも皆元気に過ごしています。
◆8月25日◆
子猫用フードの買い足し 6294円
6日後の朝、出勤前のIKさんからカヌレを預かり、
検査結果を伺いに病院に行きました。
先生と一緒に、培養検査の容器が出てきました。
「これは、真菌ですね・・・。」
真菌、人間いう白癬菌=水虫です。
いたたたたたたた・・・そうか、それは厄介だ。
2匹を隔離しなくてはなりません。
まず、2匹が一緒にいたケージを消毒して掃除。
使用していた布類を洗濯。
ロールの手足を消毒液で拭きます。
きれいになったところで、ロールだけをケージに戻しました。
ケージにひとりになって騒ぎまくるロール。
私はカヌレをべつの預かり先に移動させました。
事情を知ってカヌレの世話を引き受けて下さった、
Nさんという高齢のおじさまのお宅です。
未来ちゃんの保護主・菅野さん宅の近所にお住まいのおじさまで、
ねこ藩以前にはハルコさん宅の庭で生まれたカラちゃん(K-024)を、
ねこ藩以降には、昨年11月に菅野さんが保護したみつるちゃん(K-040)を、
短期間預かって、育てて下さった方です。
昨年、みつるちゃんを預かる時に、
おじさまが自分で購入したケージ。
本当は鳥用のケージだそうですが、
子猫ケージとして使える大きさです。
なんだよ~離してよ~
とカヌレは暴れております。
母猫と離れ、ロールと離れ、IKさん宅からNおじさまのお宅に移動したカヌレ。
ビビって隠れちゃうかな・・・なんてきうのは杞憂。
ズンズンと部屋を歩き回って探検を始めました。
子猫フード、飲み薬、消毒液、薬用シャンプーをお渡しして
カヌレのお世話をお願いしてきました。
早く治って欲しいです。
これから家族の一員として迎えて下さる飼い主さん探しが待っているのだから。
◆8月26日◆
カヌレ:内服薬、消毒薬、薬用シャンプー、再診料 6717円
To be continued・・・・