2025年度用ねこ藩カレンダーは完売しております。
お買い上げ下さった皆さま、ありがとうございました。
カレンダーが行き渡らなかった方々もいらっしゃいますので、
カレンダー裏表紙のメッセージを下に(↓)転載しておきます。
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Nine Lives. One Life.
~カレンダー裏表紙より。
A Cast has nine lives.
猫には9つの命がある。
よく知られたイギリスのことわざです。
猫は生き延びる力が強く簡単には死なない。
神に命をいくつもあたえられているからだと考えられ、
それが【9つの命】という言葉で表されています。
実はこの文章には続きがあります。
A cat has nine lives.
For three he plays, for three he strays and for the last three he stays.
猫には9つの命がある。
そのうちの3つで遊び、そのうちの3つで放浪し、最後の3つで人間と一緒に過ごす。
続きの部分を考えれば考えるほど、これは地域猫の一生、あるいは、
大人になってから保護された猫の一生の話であるように私には思えてきます。
外で生まれた彼らは、きょうだい達と無邪気に遊びながら子猫時代を過ごして大人へと成長する。
成猫になってからは他の猫達と縄張り争いをしつつ、留まったり、時には移動する。
そして、地域猫としてある場所に定住したり、保護されて飼い猫になり、人と一緒に暮らす。
2016年から2018年にかけて数多くの野良猫達のTNRを行いました。
その時すでに成猫となっていた猫達が、最近、1匹、また1匹と天に召されていきました。
野良気質が全く抜けず孤高を貫き、人に慣れない地域猫としてその一生を全うした猫もいますが、
中には、飼い猫となり、飼い主さんに看取ってもらった子達もいます。
Nine Livesの最後の【9分の3】の部分、長くても短くても、
その猫と人が過ごした優しい時間は、愛しい記憶として人の心の中にずっとずっと残ります。
飼い猫・保護猫・地域猫というくくりなどなく、永遠に消えることのない暖かな火を灯す
One life(ひとつの猫生)という名のロウソクとして。