平成最後の晩、令和イブです。
この1週間、平成時代の出来事や今上天皇と皇后様の特集が、
テレビでも多く放映されているようでした。

30年と4ヶ月に及んだ平成時代でしたが、
私は元号の意識があまりないまま過ごしました。

 

西暦でいうと1989年が明けてすぐ、昭和天皇の崩御により、
日本の元号は昭和から平成に変わりましたが、その頃、
私は東京から9500キロ離れたロンドンで暮らしていました。

日々の暮らしの中で知り得るニュースは、当たり前のことですが、
イギリス、イギリス連邦諸国、欧州中心です。

 

1988年の12月には衝撃的なことがたくさんありました。
パキスタンで初めて女性の首相(Benazir Bhutto)
が誕生し、アルメニアでは大地震が起こりました。

私がよく使用していたClapham Junction駅では、
3台の列車の衝突事故があり、多数の死傷者が出ました。

そんな悲惨な事故から10日も経たないうちに、
人口5000人にも満たないスコットランドの小さな町の住宅街に
テロにより爆破されたアメリカの旅客機が墜落し、
クリスマスを待ち望んでいた罪のない住人達が犠牲になりました。

第二次大戦後に線が引かれ、分断されていた東側諸国に
民主化革命の波が押し寄せ始めた時でもありました。
年が明けて、パパ・ブッシュが米国大統領に就任し、
中国では天安門事件が起こり、秋にはついにベルリンの壁が崩壊しました。
イギリス国内でIRAによるテロ行為が頻繁になった時期でもあります。

 

 

大きなニュースがない日がほとんどない、
そんな時期に、海のはるか向こうの日本で元号が変わりました。
私には、日本で新しい時代が始まったという感覚はありませんでしたし、
年号も西暦でしか考えられない頭になっていました。

今でも、過去の出来ごとを振り返る時には必ず西暦が軸になっていて、
平成○○年という考え方の出来る分野が存在していないのです。

 

 

平成から令和へ元号が変わる今、私は日本にいます。
私は昭和生まれですから、元号チェンジは初めてではありませんが、
既に述べた背景と理由から、初めてこの元号チェンジを体感しています。

元号が変わっても、生活は変わりません。

昨日できなかったことを今日やる。
今日出来なかったことは明日やる。
自分の納得のいく方法で、納得のいく行動をし、
納得のいく生き方をする。

その繰り返しです。
自分の頭が動き、体が動き、気力を持ち続けられる間は。