8月17日のブログ「①引っ越してきた猫」の続きです。

 

かよちゃんの世話を始めて1ヵ月が過ぎ、そろそろ室内を見せてみようと思いました。

 

我が家には玄関からの飛び出し防止として、
100均で揃えた材料で作った柵=ストッパーを取り付けています。
そのストッパーの外側、玄関の靴脱ぎ場で、ご飯を食べさせます。
3年前のくりこと違い、玄関の扉を閉めてしまっても全く気にしません。

 

 

 

 

様子を見に来た、うちの猫こまつと対面。
かよちゃんは全く動じていません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次にストッパーを開放し、1階の廊下部分で自由に過ごしてもらいます。
廊下にはベッド、トイレ、おもちゃを置いておきました。
初めは、くりことこまつを廊下から締め出していましたが、
徐々にかよちゃんに興味を示したこまつを、廊下に出してみました。

 

 

 

かよちゃんは相変わらず。
こまつは新入り観察の日々。

 

 

 

 


 

 

 

夜ごはんを食べ終わると、このようにベッドで休みます。
室内での滞在時間はだいたい3-4時間、
長い時は眠りこけて5時間以上。

 

 

 

廊下滞在に慣れてきましたので、
玄関に一番近い部屋である書斎に入れてみました。
この部屋は仕事部屋であり、重要&大切なものも多いので、
私が書斎のパソコンで作業をする時限定です。

 

 

 

 

最初は、「いえ、私は廊下で結構」と、
なかなか部屋に入ろうとしませんでした。

 

 

 


 

 

 

躊躇うことなく部屋に入ってくるようになると、
まず窓際に置いたイスの上が気にいったようです。
ここで長い時間を過ごします。

 

 


 

 

 

かよちゃんを探せ。

 

 

 


 

 

 

おや、そんなところに。
紙の感触が好きなのね。

 

 

 

 

かよちゃんの室内での滞在時間は、徐々に長くなり、、
夜、お泊まりして早朝出ていくことも度々ありました。
また、かよちゃんを室内に残したまま外出し、
4-5時間後に帰宅しても、かよちゃんはおとなしく過ごしていました。

 

じゃ、なぜそのまま室内に入れておかないの?
なぜ外に出してしまうの?

 

それは、かよちゃんが玄関ドアに向かって座り、「出して」と言うからで、
トイレに行きたい時なんです。
砂を変えても、置き場所を変えても、トイレ容器を変えても、
かよちゃんは我慢して、こちらが用意したトイレを使ってくれないからです。

かよちゃんはもともと外にいた子ですから、外のどこかにトイレ場所があります。
玄関から出してやると、すぐに塀向こうに消えていきまたすぐに戻ってきますから、
恐らく、塀の反対側のどこかだろうと想像できました。
他人の土地なので、あまり頻繁に入っていくことは躊躇われますが、
私も、こっそりと、しつこく、かよちゃんのトイレ場所を探しまわりました。
猫のう〇こを発見した時は、それを拾って持ちかえり、
外のかよちゃんトイレ、室内のかよちゃんトイレに入れてみましたが、
かよちゃんはその排泄物の臭いをかぐだけで、トイレを使おうとはしませんでした。
かよちゃんの排泄物ではなかったようです。

 

困ったな。
今は我が家で世話をしているんだから、
トイレも我が家で済ませてくれないと。

 

7月に入ると、かよちゃんはトイレに行きたい時以外は、
ほとんど我が家の書斎と廊下で過ごしていました。
ご飯を食べる前、食べた後、激しくおもちゃで遊んだ後・・・
必ずかよちゃんを抱っこして、無理やりトイレの中に入れましたが、
砂のにおいを嗅ぎ、ササッと手で掻くだけで
すぐにトイレから出てきてしまいます。

こうなったら、一度、室内のどこかで粗相をしてくれるのを待ち、
粗相をしたら、掃除の後、おしっこのにおいのついた
ティッシュや雑巾の切れ端をトイレに置いておく、よし、それだ。
しかし、やはり、だめでした。
かよちゃんは絶対に室内では排泄しないのです。

 

そうこうしているうち、前のブログで掻いたように、
私が隣地に仕掛けていた捕獲器にかよちゃんが入ってしまいました。

 

これを「GO」の合図としよう。

 

捕獲器の扉を開けてやると、かよちゃんは何事もなかったように、
とことこ歩いて我が家に戻ってきましたので、
抱っこしてキャリーに入れ、すぐその足で病院に連れて行きました。
既に避妊手術済であることはわかっていましたから、
これから里親探しをするにあたって、必要となる医療行為をお願いしました。
下奥歯付近の歯茎にちょっと赤みが見られましたが、上下の歯はしっかりしています。
年齢については、先生は珍しく悩んでいました。
「まだ1才になっていないかも、いや、1才くらいか。
もしかしたら結構年いってるとかね。3-4才にはなってるかな。
うーん、それはないか。若いよ、まだ。」

 

先生、すいません、
もう少ししぼってもらえますか。

だいたい外から保護した子の年齢ははっきりとはわからないものです。
歯の状態、毛の状態、体格、病気等を総合的に見て判断するのですから。

 

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◆7月26日◆
かよちゃん トラ三毛 メス
年齢:アバウト1才過ぎ
体重: 3.8㎏
血液ウィルス検査結果:猫エイズ・白血病共に陰性

医療行為:血液検査、初回ワクチン、検便駆虫、ノミダニ除虫、耳そうじ、つめ切り
合計 9400円

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病院から帰宅したかよちゃんには、
居間に設置した三段ケージに入ってもらいました。
ここでどうしてもトイレを覚えてもらわなくては!
完全室内保護となった当日、そして翌日、
かよちゃんは全くトイレを使おうとしません。

一方、新しい猫が近くにいると、必ずといっていい程、
ストレスで体調を崩し具合の悪くなる我が家のくりこが、
粗相をし始めました。
くりこのおしっこをティッシュに含ませ、
ケージ内のかよちゃんトイレに置いてみました。

翌日、かよちゃんはトイレ内でしっかりと大小済ませていました。
ひと安心です。

すぐにケージを開放し、居間だけ→1階だけ→2回と
徐々にかよちゃんの行動範囲を広げる一方、
これでもかと、くりこを可愛がって機嫌をとることに努めた結果、
くりこの粗相もぴたりと止まりました。

 

 

 

 

早速、タワー登頂。

 

 

 

 

ごく普通の家猫のようにふるまっているかよちゃんに、
くりことこまつはタジタジで、あまり関わらないようにしています。

 

 

 

お食事場所は決まっていますが、
かよちゃんがいると、くりこもこまつも
一緒に食べることを拒否してしまいます。
しばらくの間、かよちゃんは
ひとりで食事していました。

 

 

 

 

これだけ人に慣れている子ですし、トイレも完璧になりました。
なかなか保護猫が貰われにくい時期ではありますが、
募集を見合わせる必要もありませんから、
完全室内保護から3日目、早速、かよちゃんの里親募集を始めました。