かよちゃんです:①引っ越してきた猫

8月17日,2017 | TNR活動, 保護猫, 日々活動

8月15日のブログ「ねこ藩城下の猫たち」にチラリと出てきたかよちゃんのお話をします。

 

 

我が家の庭にはカプ君という茶トラのオス猫が毎日やって来ます。
カプ君は、超音波みたいな音を発し、我が家の敷地に入ってくる近所のオス猫達を
追っ払っている用心棒のような子ですが、人と♀猫には優しいのです。
ネグレクトでもう3年近く外での生活を余儀なくされていますが、
もともと可愛がられていた飼い猫ですのでね。
気の毒に思った近所の方(もと飼い主の隣人)がカプ君にご飯をあげていますが、
そこでご飯を食べ損ねると、あるいは小腹がすくと、カプ君は我が家にやって来ます。
カプ君が凍えないよう、我が家の駐車場にはハウスを設置しています。
いつもではないですが、気が向けばカプ君はハウスの中で寝ています。

 

3月中旬、いつものように、玄関脇の小窓からカプ君チェっクをしましたら、
カプ君ではない猫が入っていました。

 

 

 

茶トラでない何かが入っている。
おかしい。

 

 

 

 

 

しばらくするとその猫はいなくなり、カプ君が入る。
翌日も同じ。早番と遅番の交代制みたいな。
そんな感じで1週間、ついにお昼の当番猫の全貌が明らかに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三毛さんでした。左耳の先がない。ケガしたのかしら。
よく見ようと、外に出てみたら、びっくりして車の下に逃げ込みました。
車の下にはカプ君。一緒に並んでいる。
こむぎちゃんが去った今、この三毛さんが
カプ君のガールフレンドなのかね。

三毛はメス。避妊しなくてはなりません。
捕獲する為に、少し慣らしてみます。
まずはカプ君と一緒にご飯を食べさせることにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

お食事中にちょっと失礼、背中などを触ってみる。 → 動じない。
首や方を揉んで差し上げる。 → 動じない。
お腹に手を入れて、えいっと持ちあげてみる。 → 動じない。

 

そんなんでいいの?

 

うーむ。どこかの飼い猫なんでしょうか。
でも、この辺で飼い猫を出入り自由にさせている人は限られていて、
私もその猫達のことは知っているからなあ。

耳をよく見てみると、あー、これ、ケガじゃない。
ものすごく残念な仕上がりの耳カットだYO!

 

ベテランボランティアの三木さんが我が家に立ち寄った時に、
たまたまこの三毛さんが庭にいたので、見ていただきました。
「うん、これは確かに耳カットでしょうよ。
でも、私の行く病院ではこんな変な耳カットはしない。
だから、これは私がTNRした子じゃない。
どこかから流れてきたか、置いていかれた子じゃない?」

 

程なくして、この三毛さんは「撫でてもいいよ~」とでも言うように、
私の前でごろんと無防備にへそ天を始めるようになったのですが、
そのお腹には、そう遠くない時期に、毛を剃ったあとがありました。
避妊手術を受けたのは、比較的最近だということです。

 


 

 

 

 

 

ゴロゴロも大音量です。

 

昼はハウスにこもり、夜はどこかに行く。
我が家の敷地にカプ君と一緒に通ってくるようになったので、
「かよちゃん」という名前をつけました。

 

 

 

 

 

 

 

 

どこから通ってくるのか?
何度か注意して観察し、かよちゃんの後をつけたり、探してみました。
塀の向こう側のずっと奥、空き家がベースのようでしたが、
かよちゃんは徐々に通いをやめ、我が家の敷地に住みこむようになりました。
かよちゃんにハウスを譲ったカプ君は、ハウスの上や、裏側で寝ていましたので、
カプ君用に、もうひとつハウスを用意しました。
優しいカプ君、ちゃっかり屋のかよちゃん。

 

隣の通りに住むケンちゃんがやって来ると、仲良く一緒に遊んでいました。


 

 

 

 

ケンちゃんとかよちゃん

 

 

 

 

さて、避妊手術が住んでいるならば捕獲の必要はなくなった。
人慣れしていて、何でもし放題。 よくお喋りして、愛嬌のある顔をしている。可愛い。
どうするか・・・。

室内に入れて保護し、里親さんを探してあげようと思いました。

が!

春から夏にかけて、市内のあちこちで、個人の方々が子猫を保護し、
そのお見合いを我が家で行ったり、一時預かりをしたり、
また、私自身もくろねこはやてを保護したこともあり、
落ち着いてかよちゃんを家に入れられない。
我が家には保護部屋もなく、家人の考え方もありますから、
そうそう続けて猫を室内に保護してあげられないのです。

我が家の敷地に姿が見えない時は、塀の向こうのお社辺りで過ごしているらしく、
「かよちゃん」と声をかけると、すぐに走って戻ってきます。
2年前のこまつ(庭猫から室内猫となった我が家の飼い猫)と同じ流れです。
うん、大丈夫、この子のホームは我が家の玄関から見える範囲内だ。

 

ということで、かよちゃんにはしばらくお外で待機してもらうことにしました。

 

 


 

 

明るいはっきりとした色の三毛。
茶色の部分が縞になっています。
頭は小さく、手足の先も細い。
尻尾は長くて、白い毛はふわふわ。
可愛い女の子です。

 

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ねこ藩士 まさむね

ねこ藩のイメージキャラクター
ねこ藩で一番最初に保護した子猫を基にしたキャラクター。ねこ藩のグッズなどに登場しています。モデルとなったキジトラ子猫まさむねは、現在市内の理容師さんご夫婦と一緒に暮らしています。