知人の社長さんから連絡がありました。従業員の方が残業中、会社の駐車場で子猫の叫び声を聞き駆けつけると、ハクビシンが逃げて行き、後には噛まれて怪我を負い、怖くて動けなくなっている黒い子猫がいたそうです。

従業員の方は何軒か動物病院を回りましたが既に夜の時間外で診て貰えず、ニャースが4月に緊急入院した、大きなK病院の夜間診療に連れて行きました。検査や怪我の手当てが済むとご自宅に連れ帰り、以来、子猫をキャリーに入れて一緒に通勤。子猫は日中会社で過ごし、夜は保護主さん宅に戻るという毎日。

同居のお父様が猫嫌いで飼えないそうです。

よく、「怪我をした猫がいます。どうしたらいいですか?」という相談がきます。「貴女はどうされたいんですか?」と訊ねると、「自分は猫を飼えないし、仕事があるから病院につれていけないし、自分の猫じゃないからお金も出せないし云々…」。

結局「どうしたらいいですか?」の意味は、「ボランティアのあなたが何とかして下さい」ってことばかりです。

今回、これは大変!と思った従業員の方が、とにかく一刻も早く病院に連れて行かなくちゃ!と迷わずに行動を起こして下さいました。

高いK病院の医療費にしても「それは別に構いません。K病院しか開いていませんでしたから。」とおっしゃっていました。

こういう方こそ、助けてあげなくてはいけない!と強く思いました。