「ねことあなた」

11月16日,2017 | グッズの紹介, 意見, 日々活動

2018年度用ねこ藩カレンダーは完売しております。
お買い上げ下さった皆さま、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

完売直後も、カレンダーに関する問い合わせを時々いただいております。
今回はコストの関係で増刷出来ず、申し訳ありません。

 

カレンダーが行き渡らなかった方々、また、
ねこ藩のカレンダーってどんなの?と
興味を持って下さった方々にもご覧いただけるように、
内容を公開いたします。

 

2018年1月~2019年1月までの全ページ、
表紙、裏表紙の画像は、
ホームページ内通販ページに
期間限定で画像をアップしております。

「ねこ藩のグッズ」(通販)ページをクリック、
下にスクロールしていただきますと、
完売グッズのセクションが出てきます。
「2018年カレンダー」の画像をクリックで、
画像がめくれるようになっています。

 

裏表紙にカレンダーのテーマ「ねことあなた」に沿ったあとがきが 印刷してありますが、
画像拡大では読みにくい場合もあるかと思いますので、 こちらに転載いたします。

 

 

 

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「ねことあなた」

 

あなたの中の猫の姿ってどんなもの?
窓辺で寝てばかりいるモフモフの可愛い生き物?
それとも、鋭い目をしてお庭でいたずらする困った生き物?

おだやかな猫、活発な猫、怖がりな猫・・・・・
人間と同じように、猫の性格にもそれぞれ違いがあります。
でも、身体的特徴・運動能力、生物としての本能や習性は、
経験や育った環境によって多少の違いはあるものの、
ペットの猫・野良猫に関係なく、ほぼみな同じです。

猫はどうして高いところが好きなの?
どうして毛布をフミフミするの?
どうしてクローゼットの中に隠れるの?

猫についての理解を深めると、不思議な行動の謎が解けたり、
猫との付き合い方がわかるかもしれません。

ご飯をあげて、トイレを掃除して、一緒に遊ぶだけでなく、
時には猫になった気持ちでよく観察してみてください。

「猫」と「人間」という区別は、私達人間が決めたものです。
でも、猫はそのような区別のしかたはしません。
猫の基準は、「スキ(いい経験)」か「キライ(いやな経験)」か、なのです。
だから、私達人間のことも【一緒にいてもいい大きな仲間】なのか
【不愉快な存在】なのか、で区別をします。

あなたが猫のことをもっと理解して、
猫にとって快適でいい気分になる接し方をすれば、
あなたと猫の関係は【一緒にいてもいい仲間】になり、
やがて【どうしても一緒にいたい仲間】になるでしょう。

そんな【どうしても一緒にいたい仲間】がいる毎日は、
猫もあなたもきっと楽しいはず。

2018年ねこ藩カレンダーあ、外にいた野良猫が、
誰かの【どうしても一緒にいたい仲間】になった猫達のカレンダーです。

私たちの接し方次第で、どんな猫でも、愛おしい大切な仲間になれるんです。
あなたも、ぜひ、そんな【どうしても一緒にいたい仲間】になってください。

ねこ藩

 

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また、毎年、カレンダーには、登場猫の簡単なプロフィールと
ねこ藩からのメッセージを記した別紙を添えています。
猫のプロフィールは、ホームページ内の
「不妊手術の記録」「卒業猫の物語」で読んでいただけます。

 

メッセージはこちら。 ↓ ↓ ↓

 

運よく保護され、優しい飼い主さんが見つかって、
安全な室内の暮らしが出来るようになった猫たち。
そのような猫たちはほんの一握りです。
特に住宅街では、邪魔者扱いされ、嫌悪の目で見られている
野良猫=飼い主のいない猫達がまだまだたくさんいます。

そんな猫を少しでも減らしたいと思う人間達が、
一生懸命お金と時間と労力を使って不妊手術をしたり、
幼猫・子猫を保護していますが、
やりたい人がやればいい、猫好きな人がやればいい、
自分は無関係という世間の風潮はあまり変わっていないように思います。

餌をやる人=加害者、庭に糞尿をされる人=被害者
という図式が出来上がっていますが、
餌をやるやらないに限らず、外で生きている猫は
必ず外のどこかで用を足す必要があるわけで、
外に猫がいる限りこれは当然のことです。

他の人間を責めることで怒りを鎮めるよりも、
どうすれば野良猫という存在を人道的になくす、
あるいは減らしていてくことが出来るのかを、考えてみてはいただけませんか。

野良猫問題は個人の問題ではなく、社会問題です。
特定の人間だけに押し付けていても、
野良猫の増えるスピードに作業が追い付かず、
なかなか解決に近づけない地域もあります。

地域住人達が協力し合う体勢が整えば、
以外と簡単にこの問題は解決に向かうのではないでしょうか。

 

野良猫が嫌いな人間は
野良猫がいなくなればいいと思っていますが、
猫が好きな人間もまた
野良猫のいない世の中を望んでいるんです。

 

 

 

 

最後に:

 

夜中に猫を捕獲しに行ったり、子猫を保護して病院に連れて言ったり、
猫嫌いの人間から野良猫に対する文句を延々と聞かされるだけが、
猫ボランティアではありません。

猫ボランティアには様々な形があると、私は思っています。

猫ボランティアの活動には資金も必要です。
その資金を善意の方々からの寄付だけに頼るわけにはいきません。
では、資金を集めるにはどうしたらいいだろうか?
野良猫問題に関心のない方々からも
無意識のうちに金銭的協力を得られる方法はないか?

それが、「買ってもいいかな」と思っていただける製品の販売です。
利益が活動の資金になるから、販売したこちらも幸せ。
「安価でいい買い物をした」と思って下されば、購入された方も幸せ。
購入者も無意識のうちに猫ボランティアというくくりの中に入ってきます。

ねこ藩に、せっせと製作したハンドメイド品や、
フリマ販売用の品々の寄贈して下さる方々も、
「猫の為になるならば」と喜んで購入して下さる方々も、
それをお友達にすすめて下さる方々も、みな猫ボランティアです。

 

 

さて、山のように集まった卒業猫たちの画像。
画像解像度は高画質印刷に適しているか、
顔・体の角度は図的に使えるものかどうか、
背景に著作権を侵害するようなものが写っていないか。
ひとつひとつ念入りにチェックします。

素材を選んだら、個々の画像の修正、調整、カットの繰り返し。
出来た!と提出すれば、もっとこうしてああしてと注文がくる。

クオリティを落とさないよう、地道に丁寧に作業を続け、
バラバラだった画像達は、カレンダーというひとつの製品になります。

2016年度、2017年度の卓上ポートレート型カレンダーとは違い、
2018年度用はたくさんの画像を使用した壁掛けカレンダー。
作業は例年よりもずっと大変なものだったはず。

市川市とは関係のない遠く離れた場所で、毎日PCに向かい、延々と続く作業を経て、
ステキなカレンダーを仕上げてくれた友人に、心から最大級の感謝です。

いつも支えてくれてありがとう。

 

 

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ねこ藩士 まさむね

ねこ藩のイメージキャラクター
ねこ藩で一番最初に保護した子猫を基にしたキャラクター。ねこ藩のグッズなどに登場しています。モデルとなったキジトラ子猫まさむねは、現在市内の理容師さんご夫婦と一緒に暮らしています。